レトロというのは懐古趣味の意味だそうです。現在、かつてを懐古をする中高年の人が、その対象とする時代は、戦後の昭和ぐらいが一番ぴったりしているのでしょうか。街で見た、そのあたりの物事を集めてみました。
学校給食(茨城県立歴史館内旧水海道小学校本館 緑町2-1-15)
アルマイトの食器に、コッペパン、牛乳と、和風っぽい中華・洋食のおかずという給食のスタイルは、昭和30年代あたりから普通になったようです。給食が、日本人の伝統の味と舌の力をこわしてしまったという根強い主張もあるようです。
D51(千波公園 36°22'10.6"N 140°27'17.0"Eあたり)
蒸気機関車もレトロの代表でしょう。トンネルを越すと鼻の中が黒くなったり、風向きによっては煙が車内に入ってきて往生したりといった経験をした人も少なくなってきていることでしょう。この機関車を保存する会もできているようです。
だるまストーブ(エバタ工機 元石川町204-8)
エバタ工機の経営者は古いものがお好きなようで、会社のまわりにはたくさんレトロなものが集められていて、ミニ博物館の様相を呈しています。だるまストーブは、学校にはクラスごとにあって、石炭を運ぶ当番もあったような記憶があります。
昭和のヒーロー(水戸市立博物館 大町3-3-20)
少年アトム、鉄人28号、ゴジラ、どれも男の子の心をつかんだようですが、その頃の女の子のヒーローは何だったのかなと考えると、私が男だからなのか、浮かんできません。少女という漫画雑誌はあったような気がするのですが。
骨董市(吉田神社 宮内町3193-2)
去年あたりから始まったようですが、毎月第3土曜日に開かれる吉田神社の骨董市です。レトロなラジオのいろいろも並んでいました。
泉町仲通り(看板アーチのあるあたり 泉町36°22'47.9"N 140°27'45.2"E)
飲み屋街はレトロ感を楽しめる一番の場所のようです。この通りは、ボランティア(持参する絵と米を交換するそうです)で有名な酔族館を経営する忠さんという人を中心に、よくまとまった特色ある街のようです。泉町、大工町にはこの泉町仲通りのほかにも、旦那横丁、松の木通りといった飲み屋通りもあるようです。少しでも早くコロナから復活してにぎやかになってください。