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水戸の見て歩き

水戸にある珍しい名前の神社(2)

2016-08-03 21:35:35 | 水戸

                           (写真は一盃山稲荷神社)

能化(のうげ)稲荷
 本町1-8-16
 徳川光圀が常陸太田に建立した久昌寺の学問僧として京都から来た日乗が、能化稲荷(祭神は宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと))を持ち来たり、久昌寺2世・日隆が本町の会所(稲荷のある現在地)で本一丁目に祀るようにとの夢を見たために像を移して作られた神社だそうです。能化とは仏教用語で、衆生を教化する人という意味だそうです。

手子后(てごさき)神社
 元石川町1728
 神栖市波崎の手子后神社(祭神は手子比売命(てごひめのみこと))から分祀したという神社で、祭神は稚日孁尊(わかひるめのみこと)だそうです。手子姫、手子崎社ともいわれたそうです。安産、機織りの神として信仰されてきたそうです。

一盃山稲荷神社
 愛宕町2173
 伝説に那珂国造(なかくにのみやつこ)の古墳築造の時、多くの作業者が毎朝食前に飯椀一杯づつの土を築いてできた小山なので一盃山といわれたという伝説があるそうです。山の頂上に立てられたのが一盃山稲荷で、祭神は宇迦之御魂命だそうです。古墳というのは近くの愛宕古墳のことでしょう。また、この小山も古墳なのでしょう。

女化(おなばけ)稲荷神社
 水戸市飯富町3475(大井神社)
 大木の根元にある洞(ほら)の中に祀られた稲荷で、祭神は保食大神(うけじきおおかみ)だそうです。龍ヶ崎市にある狐女房譚を伴う女化という地にある女化稲荷と関係があるのでしょうか。かつて大井神社には巫女が住んでいたようですので、そうしたことと関係ある信仰なのでしょうか。

電気神社
 元山町1-1-57(別雷皇太神) 029-221-2323 
 大正13年に東京上野で電気博覧会が開催されたときに、別雷皇太神(べつらいこうたいじん)が鎮護の神として会場正面に分祀され、閉会後は東京市電気局の守護神として祀られたり、有楽町電気協会ビルの屋上に祀られたそうです。そんなことから、境内に電気神社(祭神は別雷命(わけいかづちのみこと))が祀られたようです。


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