水戸には、ラバーダムがいくつかあります。今のところ、私は4カ所で見ました。ラバーダムはゴム堰ともいい、圧搾空気でチューブをふくらませる可動式ダムをいうようです。現在はどれも空気が抜かれていました。
柳堤橋下流(36°22'01.7"N 140°29'07.5"Eあたり)
これが水戸で一番有名なラバーダムで、柳堤堰というようです。平成13年に完成したそうです。備前堀へ桜川の水を導入するためにこのダムで水位を上げる、しかし、そうすると水が滞留してアオコ発生する、また鮭の遡上に問題ができるといったことから、この方式が選択されたようです。写真は、令和2年5月の撮影です。
矢の目橋下流(桜川緑地 36°21'48.3"N 140°26'36.8"Eあたり)
これも桜川に設置されているダムです。表示板には、「一級河川桜川千波湖分水堰」とあります。平成11年につくられたようです。このあたりの平地には、梅がずいぶん植えられてきているようです。写真は、平成28年8月の撮影です。
新坂橋上流(36°22'10.7"N 140°26'47.4"Eあたり)
表示板には「千波湖導水取水堰」とあります。昭和63年に設置されたようです。写真上部の橋は矢の目橋です。
石川橋上流(36°18'52.5"N 140°32'17.6"Eあたり)
表示板には「石川川ファブリダム」(ラバーダムのことをファブリダムともいうようです。)とあります。昭和53年に設置されたようで、ひょっとすると、桜川のダムは、これが先例になっていたのかもしれませんね。橋のすぐ下流で排水機場の大規模な管水路工事が行われていました。このあたりは、令和1年の19号台風で被災した地区のようです。
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