しめ縄の「しめ」は「占め」で、神様のいる神聖な場所を囲った縄の意味のようです。注連縄(しめなわ)と書くのは、中国で死者の霊魂が戻らないように家の入口に縄を張ったという風習からのようです。横に渡す綱から、藁(わら しめの子)が向かって右から順に7本、5本、3本と下に垂らすので、七五三縄(しめなわ)とも書かれるそうです。横縄から下がる藁をしめの子といい、同様に下げる紙を紙垂(しで)というそうです。「しで」という言葉は、しだる(垂だる=たれさがる)からきたようで、シダレザクラのシダレはこの「垂だる」から、また、イヌシデやシデコブシの「シデ」は花が紙垂(しで)に似ているのでいわれたそうです
神社のしめ縄は、鳥居や神殿の入口にかけられていますが、色々な形式があるようです。下の写真は水戸で見たしめ縄のいくつかです。一番下の2つは、ネットでは見かけないので、珍しい型なのかもしれません。
一般的なしめ縄
能化稲荷(本町1)
中央が太くて、しめの子が3本のしめ縄
香取神社(小吹町876-1)
中央が太くて、しめの子が5本のしめ縄
吉田神社(下入野町)
中央でつないで太くして垂らし、しめの子がないしめ縄(中央をしめの子とみれば1本)
笠原神社(文京2-5-21)
中央でつないで太くして垂らし、しめの子が2本のしめ縄(中央も含めると3本)
市杵姫神社(本町1-6)
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