二十三夜塔などの石造物は、必ずしも寺社の敷地内ばかりではなく、道ばたにも建てられたようです。そうした二十三夜塔を、建てられた順に並べました。11月に建てられたものが多いようです。
大塚町(大塚農民館(大塚町1223-2)北側の道路沿い)
二十三夜塔、寛政10年(1798)とあります。本尊である勢至菩薩のサクと読む梵字が刻まれています。ここには大きな出羽三山碑などがたくさん並んでいます。
酒門町(酒門六叉路信号西約100m)
廿三夜供養塔、女人講中十五人、享和3年(1803)とあります。碑の左右側面は、道しるべになっています。
萱場町(セブン-イレブン水戸萱場町店(萱場町92-3)のある信号から道路東方約100m)
二十三夜供養塔、文化7年(1810)とあります。上部に二十三夜の下弦の月と日が彫られています。ほかに子安観音2体、地蔵1体の石仏が並んでいます。
元吉田町(魚いちず(元吉田町1415-2)道向かい)
二十三夜塔、嘉永2年(1849)とあります。子安観音等、全部で4基の石造物が並んでいます。
加倉井町(ハンサム自動車工場(加倉井町1253-10)斜め道向かい)
二十三夜塔、松山・原講中、慶応元年(1865)とあります。となりには弘化3年(1846)の庚申塔があります。
鯉淵町(鈴木自転車店(鯉淵町3007-1)斜め道向かい)
二十三夜塔、明治13年(1880)とあり、下部に17名の男性名が彫られています。いっしょに、地蔵、如意輪観音等、たくさんの石造物があります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます