ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の大六天

2018-12-20 20:16:59 | 水戸

 仏教で三界(さんがい)といいますが、これはすべての生き物が輪廻する迷いの世界のことで、その三界中の最下位に欲界があるそうです。欲界は上から六欲天、人間界から八大地獄に至る6層の構造になっているそうです。六欲天の最上位に、他化自在天(たけじざいてん)があって、大六天ともいわれるそうです。
 大六天は欲界の神(天)にあたる存在のようですが、多くの一族郎党を率いて仏道の妨げをなす魔王だそうです。それが、悪鬼等を退治して厄難・疾病等を退散させる神仏混淆の神ということになっていったようです。関東に多くあって、西日本にはない神社のようです。

 

大六天(酒門町2607-1)
  水戸では唯一の独立社のようです。石の鳥居が平成11年に建てられていました。

 

山倉山大六天王宮(五平神社 五平町)
  石造りの境内社です。香取市の山倉山観福寺の本尊・大六天王を勧請したようです。旧暦11月初卯の日が祭礼だそうです。

 

大六神社(日吉神社 東野町545)
 境内社です。高皇産霊命(たかみむすびのみこと)が祭神だそうですが、大六天とは関係のない神のようです。明治の神仏分離が関係しているのでしょうか。

 

大六天神社(芳賀神社 栗崎町1677)
 神社の左手高台に、境内各所にまつられていた5つの神社が一つの社に合祀されています。

 

大六天神社(春日神社 下国井町1574)
 ここでは大六天を含む11社が合祀されています。


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