がりょうばいと読むそうです。梅は幹の芯の部分がなくなっていってしまうことがよくあり、そうなると、樹木の重みを支えきれなくなって、横倒れ状態になってしまうようです。その姿が龍の臥(ふ)せる様(さま)に見えるので名づけられたようです。幹や枝が垂れて、地面についたところから根を生ずることも臥龍梅の条件のようです。観梅の人たちが、かわいそうにこの梅は倒れていると話しているのをときどき聞きます。臥龍梅という鑑賞法があるということを教えてあげてもよいのでは。
偕楽園①(常磐町1-3-3)
ちょうど見ごろです。偕楽園の臥龍梅は、どれもあまり見やすいところにはありませんので、注意して見つけてください。
偕楽園②(常磐町1-3-3)
これはぼつぼつ咲きだしていました。
偕楽園③(常磐町1-3-3)
これは龍の爪とでもいったほうがよい樹形です。このほかにもまだ数本あります。
弘道館鹿島神社(三の丸1-6-4)
これは白加賀(しろかが)という品種でした。手前の幹から枝が地面におりてのび、そこから根が出たようで(写真中央やや左)、太い枝になって立ちあがって花を咲かせています。
弘道館(三の丸1-6-29)
ちらほら咲き始めたようです。写真はおととしの3月15日に撮影したものです。
妙徳寺(加倉井町909)
これは臥龍梅とはいえないかもしれませんが、老木なので、今後なってゆく可能性はありそうです。樹齢は200年だそうです。
品種名・臥龍梅(偕楽園 常磐町1-3-3)
野梅系の品種だそうで、白い花を咲かせる木もあるそうです。この梅は、松島・瑞巌寺から譲り受けた枝を接ぎ木したものだそうですが、「臥龍」の姿にはなっていませんでした。
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