神社の奉納額は、一般に絵馬といわれるようですが、本来は祈願のためや、その祈願が成就したお礼として奉納されたもののようです。したがって、神社に生きた馬の代わりに板に書いた馬を奉納した意味の、絵馬という言葉が、奉納額の起源であるということはないようです。
銭谷稲生神社(浜田町150)
申年(さるどし)の大正9年の奉納額す。願主が女性で、鶏(酉)が親子になっていますで、来年には子供が授かりますようにという祈願額ではないでしょうか。
地蔵尊(杉崎町 内原駅入口信号近く)
昭和2年2月の奉納額です。女性2人と子供2人だけの参拝ですので、夫の戦場での無事を願ったもののように見えます。
大井神社(飯富町3475)
白蛇と卵と宝珠が描かれています。境内にある二寅霊神を祀る古木を描いているのでしょうか。
熱田神社(吉沢町)
二段重ねの鏡餅を描いた、いわば「絵餅」です。奉納されたときは、さぞかしあざやかな色彩だったことでしょう。
中根寺(加倉井町595)
牛、龍、猪等いろいろな年の古い絵馬がかかっていました。
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