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水戸の山の神

2022-09-19 19:21:54 | 水戸

  山の神は、猟師、炭焼き、きこりなどの山仕事をする人たちの信仰する神と、春に山から下って田の神となり、収獲がすむと再び山に戻るという、農民の信仰する神とがあるようです。神社の祭神は主に大山祇命(おおやまつみのみこと)や木花開耶姫(このはなさくやひめ)とされているそうですが、ほかにもいろいろな伝承があるようです。古事記や日本書紀でつくられた神の系譜以前のかおりを残している神の一つなのでしょう。わが家にも一柱いるという声はよく聞きます。

 

聖徳太子・山之神(元吉田町36°21'15.8"N 140°28'19.5"Eあたり)
 聖徳太子は大工職などの建築関係の人たちの信仰があったようなので、その材料である木を守護する山の神を一緒に祀ったのかもしれません。石碑には嘉永2年(1849)とあります。

 

山の神(森林公園内 全隈町36°21'15.8"N 140°28'19.5"Eあたり)
 報徳二宮神社に向かう道を少し外れたとことにあります。この山の神は、たぶん、山仕事の人たちの信仰対象だったのでしょう。

 

山ノ神(天満天神宮 鯉淵町36°20'17.0"N 140°22'22.8"Eあたり)
 天満天神宮の境内社です。「昭和9年11月吉日、倉田氏子中」と土台にありますので再建されたのでしょう。山の神の講があったのではないかとも思えます。天満天神宮は長久1年(1040)創建といわれる古い神社だそうです。

 

山神神社・熊野神社(元石川町36°19'32.4"N 140°30'08.8"Eあたり)
 山神神社と熊野神社が併祠されているようです。元石川町の高台へ上る坂道の途中にあります。

 

 

山の神(河和田町36°21'39.9"N 140°25'15.6"Eあたり)
 はじめ、今の河和田西団地のあたりにあり、団地造成のために、一度うつったそうですが、再びその地が国道建設用地にかかっために、今の地へうつってきたそうです。祭神は、「大山祇命(木花開耶姫、磐長媛(いわながひめ))」と解説にあります。


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