ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の屋敷神(3)

2020-10-26 19:56:38 | 水戸

城東
 現在、備前堀に接してある竃神社(本町1-10-3)は、かつて、三宝荒神といわれて赤沼町(現在の城東の一部)にあったそうです。神社が現在地に移った後、大正初期にゆかりの赤沼町に五十嵐家が屋敷神として三宝荒神を祀ったそうです。多分、竃神社の元の地を伝えようという思いがあったのでしょう。写真は、平成元年に修復された三宝荒神だそうです。

 

赤尾関町
 稲荷神社ですが、背後にある家の屋敷神だそうです。神社は東の道路側を向いていますが、もし、自分の家以外の参拝を認めていたとすると、外から来る人が拝みやすいように向きを変えたのかもしれません。

 

五平町
 大変立派なやしろです。これだけの屋敷神はそう多くはないでしょう。

 

千波町
 石祠ですが、1つのやしろに扉が2つあります。ですから、祭神も2柱いるのでしょう。

 

酒門町
 写真のように、石祠と石仏が並んでいますが風化が進んでいます。これを祀っていたのは道を隔てた民家のようですが、すでに祀っている神の名前は分からなくなっているそうです。

水戸の屋敷神(2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の駄菓子屋

2020-10-25 19:04:03 | 水戸

 かつてたくさんあった駄菓子屋ですが、ほとんどなくなってしまったようです。それでも、時として見かけることがあり、なんとなくほっとします。

 

三平(泉町2-4-28)
 ビルの4Fに店があるようですが、イベントなどにも参加しているようです。

 

あまがい(平須町1814-28)
 小学校前にある典型的な駄菓子屋です。

 

元吉商店(元吉田町1444-23)
 小路に入った、わかりにくいところにあります。子供はそういうところをよく見つけるのでしょう。

 

夢や(内原2-1イオンモール水戸内原3F)
 ここはたいへんにぎやかなようです。

 

あおい玩具(河和田町309-1)
 小売りの駄菓子店に商品を提供する問屋のようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の土塁(1)

2020-10-24 21:03:34 | 水戸

 土塁は土居(どい)ともういそうです。たたき土塁と芝土塁があるようです。低い土塁は土をむき出しにしたたたき土塁がほとんどのようですが、崩れやすいので防御に向いていたようです。芝土塁は草の根が土塁の表面を固めるので、高い土塁や、土塁維持にむいているようですが、のぼりやすい欠点があるようです。たたき土塁、芝土塁、どちらも保守管理には労苦が必要だったようです。

 

長者山(渡里町)
 江戸氏の重臣・春秋駿河守(はるあきするがのかみ)の館だったそうです。そのはるか前から、一盛(いちもり)長者伝説が伝えられてきた館のあった地だったようです。

 

妙徳寺(加倉井町909)
 妙徳寺は土着の加倉井氏の居館だったそうです。寺の背後に土塁の一部などが残っています。

 

成沢町(市道堀・田野・成沢線沿い)
 稲荷神社付近にある土塁です。江戸氏の家臣・神生(かのう)氏が整備した土塁で、佐竹氏に対する防備の意味があったそうです。場所によって3重にもなっていたそうです。ここは2重だったようです。

 

見川城跡(見川3丁目)
 江戸氏の家臣・春秋石見守(はるあきいわみのかみ)が延徳年間(1489-92)に住んだ城跡だそうです。土塁、堀、郭の形跡が林の中によく残っているそうです。佐竹氏の水戸進出によって廃城になったようです。写真左が土塁です。

 

吉田神社(平戸町)
 大掾氏の一族だった平戸氏(石川氏)の居館がこのあたりにあったそうです。館内に氏神である八幡社があったそうですが、那珂湊へ移されたそうです。昭和53年の土地区画整理で平地化されたそうです。写真は、吉田神社境内にある土塁らしい遺跡です。

水戸城の土塁

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の門(4)

2020-10-23 20:23:40 | 水戸

 民家で長屋門をよく見ることのある水戸ですが、四脚門(よつあしもん)などの長屋門以外の門もよく見かけます。

 

見川
 門と母屋が一体としてつくられたようで、いい形で年を経ているように見えました。四脚門ではなく門を支える柱が2本の棟門(むなもん)のようです。

 

全隈町
 横に蔵を設けた、薬医門です。

 

杉崎町
 屋根の曲線が目立つ薬医門です。塀がなくなって、門だけが残されたようです。

 

小吹町
 外庭でもご紹介した門です。薬医門ですが、塀には矢狭間(矢を射るための縦長の小窓)風の小窓があります。

 

酒門町
 櫓門(やぐらもん 城の門の上に櫓を設けた門)風の新築された門です。入口にある石段も印象的です。

水戸の門(3)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の松(3)

2020-10-22 19:49:34 | 水戸

偕楽園(常盤町1-3-3)
 御幸(みゆき)の松です。明治23年、明治天皇行幸時にそれを記念して偕楽園に植樹した松は、昭和43年に松食い虫により枯死してしまったそうです。今の松は、昭和49年に第29回国体が行われた時に昭和天皇の行幸があり、それを記念して植樹したものだそうです。大和亭という土産物店の裏あたりにあります。

 

偕楽園(常盤町1-3-3)
 これは、根元で多くの幹が別れて、主となる幹がなく、あまり高くならないアカマツで、タギョウショウ(多行松)という園芸品種だそうです。公園や寺社などで時々見かけます。千波湖を見おろす庭園部にあります。

 

回天神社(松本町13-33)
 回天神社脇に、その起こりを刻した徳富蘇峰撰による「流芳萬古」碑があります。その横にある大きく曲がった松です。

 

東照宮(宮町2-5-13)
 岩を植木鉢に見立てれば、盆栽の一種なのでしょうが、岩にはえた松です。手入れすれば、小世界を形づくっていくのでしょう。鳥居をくぐって右側の入口付近にあります。

 

吉沢町
 今まで水戸で見た中で一番長く枝を伸ばした松のように見えます。45年かかったそうです。

水戸の松(2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする