3月6日 奈良県橿原市にある今井町を訪れました。
今井町は今も大半の民家が江戸時代からの姿をそのまま残る
情緒と風情を感じる町です。
かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄した町。
今でも約500軒もの民家が連なります。
江戸時代初期には東西600m、南北300m、周囲に濠をめぐらし
9つの門からは木橋を渡って濠を渡り外部の道路と連携。
内部の道路は屈折があり、見通しのきくのはなく
当初は敵の侵入に備えてのことでしたが
江戸時代中期には裕福な商人の生命と財産を守ると
いうものに変わったとのこと。
今ではNHK連続テレビ小説の「あさが来た」や「ごちそうさん」のロケ地として
使用されました。
先ずは華甍(はないらか)の駐車場にバイクを置き、町歩きの情報収集です。
今井まちなみ交流センター(華甍)
明治36年に博物館として建設、昭和4年から今井町役場として使用され
今では今井町の歴史に関する資料を集めた資料館として運営されています。
ところが、新型コロナウィルス感染予防のため華甍は閉館で
殆どの伝統的民家の内部の見学は中止となっていました。
最寄駅となる近鉄八木西口駅からは飛鳥川を渡ると蘇武橋のエノキがあります。
その近くにある観光案内板で見学の順序を抑えます。
町に入ると早々、古い町並みが軒を連ねます。
山尾家住宅
肥料・木綿商で幕末には両替商も合わせて行っていました。
丸木の塀が歴史を感じます。
旧上田家住宅
明治の頃までは肥料・精米・絞油業で栄えました。
格子の塀におもてなしの心遣い。
通りには青果の店が・・・。
この通りには電柱はなくレトロ感ある街頭が立ちます。
上田家住宅
かまどの上には煙り出し屋根がついています。
豆腐の店
軒下には豆腐の自動販売機が町並みとアンマッチ。
風情ある木塀の民家や店が並びます。
今西家住宅
今井町の西にあるのは、その名のとおり今西家です。
立派な城郭風の外観です。
塀の外側は復元された環濠です。
おしゃれな茶屋も出ています。
立派な漆喰の蔵も建ち並びます。
紙半豊田記念館とカイヅカイブキ
景観重要樹木に指定されているこの大木はどのように剪定しているんだろうか。
春日神社
お堂には明治30年の絵馬が掲げられています。
豊田家住宅
木材商の家らしく屋号を表す「木」が漆喰壁に描かれています。
その2に続く
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