弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告→法科大学院教授になった竹内浩史のどどいつ集

なんで判事に 身内が目立つ? それは聞いても 「黙秘」する?

2006年08月14日 23時50分27秒 | 未分類
14日のTBS月曜ゴールデンサスペンス特別企画「黙秘」を見た。
久しぶりに裁判官が主人公のドラマで、面白かったが、疑問点もあった。しかし「ネタバレ」になりそうなので論評が難しい。
新聞のテレビ欄の範囲で言うと、主人公が先輩裁判官の娘と政略的?にお見合いをする場面があった。
確かに、裁判官どうしが親族関係という例は珍しくない。親子、兄弟、夫婦、婿舅など。しかし、それは裁判官の仕事の魅力が身内にしか見えにくいという事にも起因するのではないかと思う。どうなんだろう?

溜まる溜まるよ 事件は溜まる そんな事件も あったねと

2006年08月14日 22時53分14秒 | 未分類
中島みゆき「時代」をこんなふうな替え歌にしたらウケた。
単独での手持ち事件はどれくらいあるのか、私もよく尋ねられる。夏期休廷期間に入る直前の7月末時点では180件台だったが、今日確認したら200件寸前まで増えていた。今週は盆休みの弁護士が多いから新件は減るだろうが、私としては初めて大台突破は必至となった。これは、休暇中も事件を配点するという裁判所のシステム上、仕方ない事である。
それでも、休む時は徹底して休み、早く仕事がしたくなるほど休むのがよいと考えている。

判検事 世の中やわさ 私はしたわ 爽やかなのよ 人権派

2006年08月14日 00時30分15秒 | 未分類
逆から読んでも同じ「回文どどいつ」の新作。
意味は次のとおりだが、ちょっと苦しいか?

キャリアシステムの下での裁判官と検察官は、世間離れして世情に疎くなる弱点を抱えていると言われる。
しかし、私たちのような人権派の弁護士出身の弁護士任官者は、その弱点を補い、爽やかに職務を果たすことができるに違いない。

「日本沈没」 映画の前に 「大和」沈没 省みる

2006年08月14日 00時07分25秒 | 未分類
中日・東京新聞で定評があるのは、毎週日曜日のサンデー版2頁見開きの大図解である。
13日のテーマは「太平洋戦争 海に消えた船たち」。
日本艦隊の沈没海図を解析し、「勝ち目のなかった戦争」を論証し、不戦の誓いを新たにするとの力作である。
例えば著名な戦艦「大和」は、米軍の沖縄上陸直後、周辺の米艦隊と戦うために出撃したが、翌日の1945年4月7日、撃沈されたという(大和特攻)。
冷静に考えれば、その頃には敗戦は必至。
「日本沈没」のSF映画の前に、省みておきたいのが、過去の教訓である。