問題研究第1問の2に対する私の答をどどいつで。
「事件は落ち着くところに落ち着かせるべきものであって、弁護士は、負けるべき事件を勝とうとしてはならないし、勝ちすぎてもいけない」
というのは、名古屋のある先輩弁護士がおっしゃっていたことである。
駆け出しの弁護士だった当時は意味がよく分からなかったが、そのうち名言と思うようになった。
裁判官は両当事者の中間に立って判断するが、弁護士は、その裁判官と自分の依頼者との中間に立って解決を図るのが望ましい。
依頼者 → 弁護士 → 裁判官 ← 弁護士 ← 相手方
ただ、難しいのは、依頼者から離れすぎると、裏切られたと感じる依頼者がいることである。
「先生はどっちの味方ですか」と言われるのは、弁護士にとって致命傷となる。
依頼者から見ると、視野の一直線上に相手方と自分の弁護士が重なって見えるのだから、無理もないのかも知れない。
弁護士がこのバランスをうまく取って立ち回るのは、「雇われガンマン」に徹するよりも遙かに難しい。
「事件は落ち着くところに落ち着かせるべきものであって、弁護士は、負けるべき事件を勝とうとしてはならないし、勝ちすぎてもいけない」
というのは、名古屋のある先輩弁護士がおっしゃっていたことである。
駆け出しの弁護士だった当時は意味がよく分からなかったが、そのうち名言と思うようになった。
裁判官は両当事者の中間に立って判断するが、弁護士は、その裁判官と自分の依頼者との中間に立って解決を図るのが望ましい。
依頼者 → 弁護士 → 裁判官 ← 弁護士 ← 相手方
ただ、難しいのは、依頼者から離れすぎると、裏切られたと感じる依頼者がいることである。
「先生はどっちの味方ですか」と言われるのは、弁護士にとって致命傷となる。
依頼者から見ると、視野の一直線上に相手方と自分の弁護士が重なって見えるのだから、無理もないのかも知れない。
弁護士がこのバランスをうまく取って立ち回るのは、「雇われガンマン」に徹するよりも遙かに難しい。