弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

大分官舎が ボロくて遠く 簡裁判事も すぐに出た

2024年12月08日 11時22分06秒 | 大分
一般的に裁判所官舎は大分ボロい。
老朽化した官舎の体のいい管理人を、逆に賃料を払って引き受けるようなものだ。
大分に赴任して私は民間マンションを借りたが、官舎は文字通り一山越えた場所にあり、あまりに粗末なので、簡裁判事が一晩で退去したという伝説も残っていた。夜間の令状当番にはタクシーで裁判所に駆けつけていたようだ。私は自転車で済んだので、官舎に入らなくて正解だった。
噂の官舎を一度は見に行こうと思っていたが、あまりに遠くて不便なので、叶わなかった。
官舎があまりにボロいのを見られ、結婚が破談になった裁判官もいると聞いたこともある。
交通至便の東京に安住している最高裁事務総局の裁判官には、こういった地方に何度も赴任を繰り返して、実情を知っていただきたいものだ。