W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
コメントはタイトルをクリックしてどうぞ。

砂上の楼閣 「コンクリの中は外から見えません」

2005年11月30日 | 出来事
 いまビルの設計データの捏造問題が大きな社会問題になっている、WAKIが思うのにはこれはずさんな設計管理の結果の何ものでもないと思う、建築業界は国土交通省の肝いりもあってこぞってISOの認証を受ける会社が続出したがいまは、この維持管理に四苦八苦しているのが知る人ぞ知る実態。話題の会社も同様だ。無いものを形にするのが設計という仕事で設計者はそれだけに崇高な仕事のひとつといえる、形のないものを形にするのだから設計業務は周到な裏づけと検証が要求される、そしてこの設計管理システムの極め付きは設計の妥当性確認という業務だ、これは難しい言葉だが要は、あらゆる実使用条件に問題を惹起しないことを設計段階で確認して記録を残しておけ、ということである。これは家電でも自動車でも鉄道でも薬でも、パンでもケーキでも、みな同じ。では、ビルは、大きな地震に耐えるテストを事前に出来るかといえばそれはできない、だから設計士は重要な仕事だといえるのである、WAKIが思うにのにはコンクリートの構築物の鉄筋は、すべて上からの加重を支えているのだから。手抜きは絶対にゆるされない。コンクリートのビルは大抵四角で下のほうはもろに上の加重を受け止めている。そういう見方でエッフェル塔を見ると実に良くできていると思う。検査がずさんとの見方もあるが“検査で品質は作れない“の好例ともいえる。(責任のあり方の問題はまたの機会にふれたい。)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする