W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
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大企業をよそに 「ロケットは町の技術で空に飛ぶ」

2011年08月18日 | TOWN
 今年の直木賞は池井戸潤さんの「下町ロケット」が受賞した。池井戸潤さんは三菱銀行入行後作家に転じた人だ、物語は従業員が200名足らずの町工場佃製作所を親の亡き後を引き継いだ社長佃航平が切り盛りしていく苦悩を描いている。技術的には絶対に自信のある宇宙用ロケットエンジンのバルブは佃社長がもともと研究開発して特許を所有しているロケットにとってのキーデバイスだが競合の大手からの特許侵害の提訴には逆提訴で勝つがロケット本体の超大手からは特許使用権の譲渡をめぐるやり取りのなかで佃製作所は部品納入にこだわるが、超大手の審査の壁は厚く難癖が続く。銀行の融資も同様。結局は職人芸を積み重ねた佃製作所の優れた品質が功を奏しロケットの打ち上げは成功する。
コメント (3)
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