先日、バイク仲間のK氏が我が家に遊びにやって来た。軽トラの荷台には如何にもといった古めかしいバイクが載せられていた。
骨董品でもあるかのようなバイクは、ナント!あの吊りカブ。以前、一遍見せてとお願いしたことがあり、それを受けてのことのようだ。
KちゃんのカブC100
吊りカブ
1960年製
星、ふた~っ!
わしっぱなー
マフラー吊りステーも健在
バイクに興味の無い方に一寸ご説明させて頂くと、このカブはカブの中でも最初期型で物凄く希少なのであります。高いでぇ~。
コーヒーを運んで来てくれたカミさんは、「何?このボロバイク?」てなお顔で見ていたけどね、価値を知らないとそんなもんですな。
知人M氏の友人が吊りカブの何たるかを知らずにボロカブを買ったんだと。売り手も吊りカブの価値を知らなかったようでかなり安い買い物であったようだ。
その後、その友人はヤフオクだか何だかは知らないがそのバイクを売りに出したところ、目ん玉が飛び出る程の値が付き仰天したそうだ。
Kちゃん、このカブの価値を知らないことにして安く売ってくれんかのぅ、オイラも知らぬフリで安く買うから・・・ダメ?
押せっ ↓
素晴らしいポンコツ具合ですね!
そのポンコツを買おうとしたKさん.やっぱ縁があったってことなんですかね
裏山しいなぁ・・・(笑)
素晴らしいポンコツ具合(Kちゃんゴメンね)でしょ、このヤレ具合が何とも言えませんね(笑)。
かなり前に買ったそうですが、その時2台あったそうで、程度の良いもう一台は、タッチの差で業者に買われてしまったと残念がっておりました。
エンジンもいい音で回っていましたよぉ。
ピカピカに仕上がったバイクも良いと思いますが、程よくサビて味わい深い感じも大好きです(笑)
何処の何方様のカブかは知りませんが(笑)いいヤレ具合でしょ。
レストアというと、とかくピカピカにすることであるようですが、カブの場合ヤレ具合ということが大事なようで、ヲタクの究極と言えるでしょうね。バイクに興味の無い方がたには全く理解し難い世界のようです。
それにしてもすんごいモノを見せてくれました。1960年!スバル360とかバリバリに走ってた時代かぁ…感慨深いですねぇ
ご無沙汰です。アスパラの出荷が始まりましたの忙しいったらありゃしない。
レストアは、ピッカピカに仕上げるか当時のヤレ具合を極力残すかの二つに分かれると思いますね。カブの場合、殆どの方はこのヤレ具合に拘っているようです。
かつてお世話になった旧車の達人故M氏は、カブではありませんが、旧車のパーツ交換は屋外放置でわざと錆びさせて取り付けておりました。
私の場合は、その二つの中間といったところでしょうか。
いずれにしても、常人には理解し難いマニアックな世界です(笑)
この手のバイクの売買となると、オリジナル感が重要となりますので、例えボロボロでも当時物であるという事がポイントですかね。ですので、必要以上に新品パーツに交換する等余り弄繰り回すと価値は下がると思いますね。
なんとなくですがリセールを考えて乗るのは野暮だと悟りました。修復しようがオリジナルのボロのままだろうが、最終オーナーになるつもりで好きに弄って乗ったほうが良さそうですね。所詮は自己満足の趣味。楽しんだ者勝ちですよね。
翻って兄ィの小排気量コレクション…いい趣味してるなと常々思ってます。バイク、あるいはマシンというより、股の下に原動機付けてそいつの爆発で動く乗り物という感覚でしょうか…大変共感します。
いい趣味などとお褒め頂くと一寸照れてしまうGさんでした・・・ポリポリ。
小排気量バイク(特にカブ)に拘るは、自分ではこの分野は日本人の物作りの原点だと思っています。小排気量バイクの4サイクルは不可能だと言われてた時代、世界をアッと言わせた本田宗一郎氏を尊敬していることもその一因かな?
いずれにしても、小排気量バイクは、多少メカオンチであっても自分で弄れることと、大人の玩具感覚がいいですね。