長かった梅雨が明けた・・・が、クソ暑い! こんな時は、避暑を理由にお山へ行くに限る。「何しに?」大きな声で言えんが「キノコ採り(探し?)だす!」
キノコ仲間であるU氏は「真夏にキノコ採りだとぉ、おめぇも物好きだなぁ」と笑うが、仰る通り、「あたしゃ物好き、ってか、変態です!」
因みに、U氏とは、少し年上の先輩にして友人であり、かつて猟友会に所属していた経験から、お山を熟知するキノコ採り名人であります。
採ろうかな?
採らないでおこうかな?
上のキノコは夏キノコの定番アカヤマドリ、標高1000m付近のこの場所は時期が一寸早いようで幼菌ばかり。「サテ、どうしたもんかのぅ」
画像では大きく見えるが実際は鼻くそみたいに小っちゃい。さて、どうしたもんかのぅ?と迷ったのは、昨年残して置いたヤツを誰かに採られちゃったからなのよね。
と言うか、採られちゃったというよりも、毒キノコとでも思ったか、引っこ抜いたか蹴飛ばしたかは知らんが、採ってその辺に放り投げてあったんだな。
あ~そこの君、知らないキノコは採らない、食わない、人にあげないが鉄則だが、もう一つ付け加えて進ぜよう。分からないキノコは「蹴飛ばすな!」
アカジコウか?
ニセアシベニイグチでした~「残念」
匂いはお届けできませんが、目の保養をどうぞ・・・
T氏が採取した土用マツタケ
ここでキノコのウンチクを。野生キノコは地方で呼び名が異なり、類似種とかモドキとかが混在するため、安易な自己判断で食すると危険です。
例えば、おらほではウラベニホテイシメジのことをイッポンシメジと呼び食されておりますが、正式名イッポンシメジという毒キノコが存在します。
先ずは、疑ってかかることが肝要、迷ったら他人に提供して人体実験をして頂くという手がありますが、これは犯罪ですのでお止めになった方が宜しいかと。
冗談はさておき、土用マツタケですが、おらほでは別名サマツとも称され、梅雨明け頃に出る正真正銘モノホンのマツタケのことで、かのバカマツタケとは異なります。
雑木林に発生するキノコに、マツタケと瓜二つのバカマツタケがありますが、おらほでも、サマツ=バカマツタケと混同される方も居られるようですな。
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そちらでのバカマツの地位ってどんなもんですか?嬉々として採るのか馬鹿にされちゃうのか?とか。まだ見つけたこともないのですが、それだけに憧れのキノコです。最近人工栽培法が確立されたのも興味深いですね。
選択肢がないどころか外遊びを趣味としておられる方は幸せだと思いますよ。少なくとも、パチンコを趣味としている方とは次元が違いますね。特にコロナ蔓延の今、ヒトとの距離を保ちつつ好きなお遊びができるんですから言うことありません。
生意気にキノコのウンチクを語っておりますが、正直な話し、自分、いちろーたさんと同じでバカマツタケを未だ採ったことがありません( ノД`)シクシク…
その意味で言うと、バカマツタケは自分の中では最上級とも言えます。
中々採れるキノコではありませんので、上位に位置しても不思議ではありませんが、本家と比べられるため価値的には中の上位の扱いでしょうか?そもそもが、誰が名付けたかは知れませんが、貴重なキノコでありながらバカ・・・は余りにも失礼な話しですな。プンプン!
バカマツタケは、食味こそ劣るものの、香りは本家を凌ぎますので焚き込みご飯にすれば最高のようです・・・と、友人U氏は仰っておりました。
毎年狙ってはいるんですが、雑木林に発生するため、マツタケの眼になっていないため、案外毒キノコと間違え蹴飛ばしているかも知れませんね。