
忙中閑あり。
別に敬老の日というわけではありませんが、
今月後半の忙しさを前にして、
気分転換をしにちょっと相撲見物に。
いつもは土俵入り間際くらいから見ることが多いのですが、
午前中の予定をおさぼりして、早めに国技館に詣でました。
少し早い時間で、まだ館内は半分ほどの人。
祝日なので、いずれはいっぱいになると思っていましたが、
やはり「満員御礼」が出ました。
この垂れ幕、いつも下がってしまってから気が付くのですが、
今回は、ちゃんと降りはじめたときに気が付き、
下がる現場?を目撃できました。
「出す時に音楽を流すとかしてくれないかしら」、
「これから満員御礼の垂れ幕を下ろしますという合図があるとよいのにね」
といつも話しているのですが。
今までになく気づいて感心したことは、
番付が上がるにつれて、いろいろと演出が変わることです。
十両になると、場内の照明が一層明るくなります。
それまではちょっと落とし加減。
行事さんや、呼び出しさんの格も上がります。
装束も違うし、素足から足袋を履くようになったりと…
お相撲さんのまわし姿も違うのですよね。
色付きの下がりになったり。
こんなことは中入り後の取り組みだけを見ていたのではわかりませんね。
まさに格の世界。それを実力で勝ち取る世界ですね。
パンフレットをじっくり読んで、出身地を確認して、
自分に近い場所だとついその力士を応援してしまいます。
熱烈にひいきの力士がいたら、もっと楽しいでしょうね。
敬老の日だからでしょうか。
お年寄りの方も若い方に連れられて。
そんな姿を見ると、他界して四年になる母を思い出しました。
何度が誘っていただいて、母を連れてきました。
上野の駅からタクシーに乗って、
「国技館まで」と私が言うときの母の嬉しそうな顔が目に浮かびます。
本当に楽しみにして見に来たものです。
そうそう昨日ちょっと興奮したのは、桟敷席の番号が、
「7ー17」で私の誕生日だったことですよ。
いつもは食べて飲んで観て、あたふたと帰ってくる感じなのですが、
一時間早く行っただけで、収穫がたくさんありました。
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