
ススキ、フジバカマ、ホトトギス、ミズヒキ、ムラサキシキブ・・
「庭に咲いていましたので」
そういってお花を持ってきてくださる方が増えました。
もうすっかり秋なのですね。
我が家のベランダの秋の花も、小さなつぼみをつけ始めましたが、
地植えの元気さには負けますね。
ふと見ると名残のむくげも頑張っていて、もう一~二輪咲きそうです。
お茶会にはどんな花が床にと、
花々よ咲き急がずにいておくれと祈るばかりです。
「当日使えそうでしたら、なんでもおもちします」
そんな皆さんの言葉に、ありがたさでいっぱいです。
そろそろ心当たりに手を打ち始めています。
お茶会の最後の仕上げは花ですものね。
「ブログに書いてあった不測の事態とは何ですか」
と心配して聞いてくださる方が。
まだ完全に心の整理は尽きませんが・・
じつは、茶室の床の天井が低くて、軸が引きずってしまうのです。
確かめたときは
「だいじようぶですよ。ふつうのたかさです。」
と言われたので、安心していたのですが、
いざ下見で持って行って掛けてみると…
この期に及んで、文字も長さもぴったりのものを探すのは至難の業です。
何本も軸を持っている方なら、
「それではあれはどうかしら」
等と顔色を変えることもないのでしょうが。
初めて使うことになった「軸巻き上げ」という道具を眺めながら、
これも「お茶」と自分に言い聞かせています。
床にバランス良く収まらない軸に、
あきらめのきもちから、今は何故か、
「そこに掛かれた文字だけを受け取りましょう」と思えてきましたが。
お花のことや道具の搬入を心配してくださったり、
そんなみなさんに元気をもらって、私も、
「まりっじぶるー」なんていっていられないですね。
ありがとうございます。
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