「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

心に伝え 目に伝え 耳に伝えて・・

2014年09月26日 | お茶三昧

 

茶の湯とは心に伝え眼に伝え 耳に伝えて一筆もなし 



お茶をなさる方なら、耳にしたことのある、
利休の孫の千宗旦の言葉ですね。


「先生、お茶会の時は写真をとってもよいのですか」
そんな質問をされましたので、
「席中は遠慮したほうがいいですね。目に焼き付けていらっしゃいな。」
私はそう答えたのですが。

記録用の写真で担当の方が撮られるのは仕方ないとして、
お点前中はもちろんですが、みだりに道具や、床をぱちぱちと撮るのは、
やはりすべきではないと思います。
席中の雰囲気を壊し、余韻を失わせてしまうと思います。
もちろん茶室の入り口やお庭で、記念写真は問題なしですよ。

席を出てから、記録にとどめて置きたいことは、
忘れないうちにメモをするのがよいですね。

時々宗旦のこの教えは、耳にして覚悟を新たにしますが、
今も昔も、きっと稽古場では、
一切メモは取らないようにと教えられると思います。
それもまた同じことでしょう。

お茶会でやたら写真を撮る人を見て興ざめしたという話を聞いたことも。
さもありなんです。

携帯がカメラ代わりになり、どこでもいつでも写真を撮れる時代です。
ブログばやりで、映像がほしい気持ちもわかります。
私も、これを写真に撮って皆さんに見せたいと思うこともありますから。

でも時と場所はわきまえたいですね。
では、迷惑をかけずに撮った写真を一枚。


募集をした蚊取り線香立てを一つ借りることができました。
もう一つくらいあってもいいですよ。
お持ちの方よろしくおねがいしますね。



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