昨日はオペラのガラコンサートへでかけました。
わたしのような素人には、題名も聞いたことのないオペラばかり。
バリトンの村田孝高さんを応援しているおかげて、
すこしはオペラの観賞の機会も増えたのに、情けないことです。
いつも聴きに行くコンサートは、
は理代子さんの軽妙な司会で、わかりやすい解説などもあるのですが、
このコンサートは、ちょっと違っていて、
字幕のみの情報でしたので、必死で聴きました。
「オペラの深さは限りなし」ですね。
この夏はお稽古以外にお茶関係で、正式に和服を着ていく機会がなく、
ちょっと寂しかったので、暑いことを覚悟で和服で出かけました。
着ると覚悟をしてしまえばそれほと大変ではありませんよ。
さてその着物が、なんと40年近く前にあつらえて、
ずっと箪笥の中で眠っていたものなくです。
お茶名を頂いた時に嬉しくて、記念にと、
目立たない程度に「つぼつぼ」の縫い紋を入れてあるのです。
入れては見たものの、若輩がそんな紋をと、
先輩に叱られそうで恥ずかしくて、
しばらくしまっておくことにしました。
そしてそれから何十年も、なかなか出番が回ってきませんでしたが、
もうこの年ですから、早く一度袖を通したいと思っていましたので、
思いついて、お茶会でもないのに着て出かけました。
本当に目立たないのに、気が付いた方がいて、
「この紋はなんですか」と聞かれてしまいました。
お茶名とともに許される「つぼづほ紋」は、
お茶をなさらない方には珍しい紋だとおもいますね。
夏の薄物は、汗で手入れも大変ですが、
それを心配していると、
せっかく仕立てたのに、着る機会を逸してしまいますから、
あと何度着られるかを思うと、どんどん着なくてはと思います。
それにしてもこの頃の暑さはは程度を超えていますからね。
大変でないとは言いませんが、着ることは楽しいですよ。