大徳寺201世、春澤宗晃の筆
「りきいき」と読みます。
先日勉強した時の資料の中にありました。
どこかで見たことのある言葉ではありませんか。
そうです、この軸です。
利休辞世の句の中の言葉です。
軸には赤線も矢印もありませんので、
私か画像に記しましたのでお間違えなく。
意味はエイッとという気合を掛けるような言葉のようです。
日曜日に、真の許状の引次ぎをいたします。
この軸を掛けて私がお点前をして、許状をお渡しします。
引次ぎの時はいつもこの軸を読み上げ、
「難しくてよく分からないのですが・・」と言いながら、
何とか直訳に近い説明をします。
まだまだ勉強不足ですし、
その神髄をとらえられるほど、修行を積んでもいませんし、
私などには一生わからないのではと思う言葉ですが、
茶道の歴史の流れの中に身を置くことの重さを感じ、
厳粛な気持ちになります。
そんな頼りない私ですが、
「えいっ」と気合を入れてお点前をして、
丁寧に、神聖な気持ちで引次ぎたいと思っています。