ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

LotRコンサートの感想、送るべきか・・・

2004年09月11日 | 指輪物語&トールキン
今日は事情により写真はお休みです。と言っても、そろそろネタギレになるんですが(汗)

公式サイトで一昨日からLotRコンサートの感想を募集し始めましたね。
今後のサイト運営の参考にするということで、一体コンサートの感想とサイト運営とどう関連するのかは今ひとつ謎ですが(汗)
別に公式サイトで発表するのが目的ではなさそうなので、ここはひとつ率直な感想を送ってしまっていいのかな、と思っているのですが・・・
まあ、主催者に送るわけではないので直接影響はないかもしれませんが、またリベンジで日本でやって欲しいと真剣に思っている私としては、こんどやるなら主催は違うところがいいなあとか思ったりして・・・
今回のコンサート、何が一番不満だったかというと、9月3日付けの日記でもいろいろ書いたのですが、そもそもコンサートの招致の仕方自体に問題があったと思うんですよね・・・
「映画ロード・オブ・ザ・リングのイベント」として扱われてしまっていたことに問題があったのかなあと。海外では(特にアメリカ)その土地のオーケストラが一つの演目として演奏していた感があって、「映画のイベント」というよりは「コンサートの一つ」という感じで、その分質の高い演奏が聴けたと思いました。まあ、そのおかげでプログラムは非常に地味でしたけど(汗)でもプログラムが充実しているのと演奏が良いのだったら、演奏が良い方がいいですよねえ。
日本でも、もう一度、どこか日本のオケが招致する形でコンサートが実現したらいいのになあ、とはかない望みを、でも真剣に抱いてます。どうせならショアがちゃんと来日できる日程で組んで。
ピッツバーグのコンサートは、地元のLotRファンがピッツバーグ交響楽団にLotRコンサートをやって欲しいと手紙を書いたことがきっかけで実現したのだそうです。
アメリカでは他の地域のオーケストラでも、普段のクラシックのコンサートでは考えられないほどチケットが売れて、オーケストラの財政や今後の運営の助けにもなっているとか。そのあたりに目をつけて、日本のオケでもどこかが招致してくれたら嬉しいんですけどね。合唱もちゃんとどこかの団体にオファーして。(でもやはりある程度のレベルのオーケストラでないと嫌ですが・・・某音楽番組に出てるようなのだとちょっとがっかりなので(汗))
そんなことを考えつつ、とりあえず公式サイトには率直な感想を送ってみようかなあと思っています。ただ否定的に文句を並べるだけではなく、なるべく建設的な感想を書いてみたいと思ってはいますが・・・
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ゴンドールのテーマのこと他(汗)

2004年09月09日 | 指輪物語&トールキン
今日の写真はボストンのMuseum of Sienceの向かいの歩道の旗?です。渋谷のセンター街を思い出すなあ(笑)ちなみにシャトルバスに乗っているとまず最初に見えてくるのがレゴラスの旗だったりします(笑)

TORnの記事で、トロントのLotRコンサートが来年の6月5日、6日に決まったと出てました。詳しくは指輪サイトの方にもupしておきましたが。
うーん、これで夏にトロントでLotRコンサート旅行というのもなくなってしまいました。(まだどこかでやらないとも限らないけど)来年の夏休みどうしようか・・・と今から考えていたりして。遊ぶことしか考えてませんな(汗)

てな訳でまたサントラの話です。
LotRシンフォニーに入らなかった曲で最も惜しまれているのは、国内外問わずやはりRotKの「ミナス・ティリス」の、ガンダルフ(とピピン)がミナス・ティリスを駆け上がっていく場面の「ゴンドールのテーマ」のようですね。
あれは仕方ないなーと思います。直ぐ後に烽火の場面でゴンドールのテーマが出てくるので、被ってしまってちょっとしつこくなってしまうんでしょうね。ショアもマウチェリーも、烽火の場面の音楽の方を選んだということでしょうか。確かに、オーケストラで演奏されることを考えたら、烽火の場面の方がカッコイイと思いますし。
しかし、ゴンドールのテーマって三部作のメインテーマたちの中では一番報われていないような気も(汗)RotKは最後に灰色港が来るので、エンドロールでもゴンドールのテーマは流れませんでしたからね。FotRは旅の仲間のテーマで、TTTはローハンのテーマで華々しく終わるのに・・・。まあ、映画全体の雰囲気を考えたら正しい判断だと思いますけど。
その代わりに最初にサブタイトルが出るときに流れたのかなあ。FotRとTTTもSEEではサブタイトルが出た時に旅の仲間のテーマとローハンのテーマ流れましたけどね。

このゴンドールのテーマには色々と思い出?があります(笑)
初めて聴いたのは、もちろんFotRのエルロンドの会議でです。その後サントラ考察などを書き始めた時、この曲を独立したテーマとして扱うかどうか、ちょっと迷いました。
曲が流れている状況から言って、おそらくゴンドールのことを表しているのだろうな、とは思ったのですが、あのエルロンドの会議での地味なアレンジで(汗)「これが三作目でまた出て来るなんてことはないだろうな」と思えたので・・・でもまあ一応「ゴンドールの王」とか適当にタイトルをつけていました。
そして、RotKの予告を初めて見た時のこと。後半に流れる壮大な曲が、「なんか聴いたことあるような・・・」と気になって仕方なかったのですが、翌日になってはたと思い出しました。エルロンドの会議で使われてたあの曲じゃん!!
もしかして本当にゴンドールの曲だったのか、としばらく興奮状態でしたね(笑)
しかし、あの曲がまた出てきたことにも驚きでしたが、まさか第三部のメインテーマになるなんて、さすがに想像もできませんでした。ショアの周到な計画?にただただ脱帽したものです。このあたりの話は指輪サイトの方に書いてありますので、興味のある方はどうぞ。

RotKには、FotRには出てきたけれどTTTには出てこなかった、という曲がいくつか登場していて、懐かしさに胸を締め付けられるような効果を出しているシーンがいくつかあります。ボロミアが倒れる場面の曲が回想シーンもその一つですが、個人的にはその前の、ロリアンでボロミアがミナス・ティリスのことを語った時に流れていた曲が、枯れた白の木の映像のバックで低く静かに流れている場面の方が更にグッと来ます。ロリアンではホルンとトランペットで明るく流れていたのが、低い音でわびしげに流れているのも悲しくて・・・
もう一つ大好きなのは、フロドとサムとゴラムがモルグル谷から出発する場面で、ホビット庄でフロドとサムが初めて二人だけで歩き始める場面で流れたのと同じ曲が流れるところですね。この曲はロリアンでガラドリエルとフロドの会話の場面でも流れていて、私にとってはとても印象的な曲だったので、初めてRotKを見て、この曲が流れるのを聴いたら、もうボロ泣きでした(汗)まあ、その前のサムの「帰りの分です」とそれを聞いたフロドの表情のあたりから泣いてましたけど・・・(この場面の音楽も大好きなんです!)
という訳で書く気だけは満々のRotKのサントラ考察なのですが、東京のコンサートのレポもまだ全然出来てなくて、ボストンのLotR展のレポートも途中だし・・・という訳で、いつ取り掛かれるのやら自分でもよくわからない状況です(汗)SEE発売までには完成できるといいのですが、なんかちょっと怪しくなって来ました・・・(汗)
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「ホビットの冒険」ブックランキング第二位!?

2004年09月06日 | 指輪物語&トールキン

今日の写真はボストンのMuseum of Sienceの遠景です。Pludential Towerの展望台から撮りました。矢印の建物が多分そうだと思うのですが・・・風向計?のとんがったの、わかります?

ちょっと前の話になりますが、朝日新聞の土曜版にamazom調べによるブックランキングの児童書編が出ていました。
一位の「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」はまあ順当として、びっくりしたのは二位に岩波少年文庫の「ホビットの冒険上」が入っていたことです。
7位あたりには「中つ国のうた」も入っていて、あれ、と思ってよく見てみたら、今年2月~7月のランキングなんだそうです。なるほど、RotK公開時期か、とちょっと納得。
それにしても、まだ発売してないのに一位なハリポタはすごいですなあ・・・(汗)まあ、「ホビット」が「アズカバンの囚人」や「ダレン・シャン」を抜いて二位というのも結構すごいと思うんですが。
しかし、いくらRotK公開中と言っても、指輪本編でなく「ホビット」がランクインというのはなんだか不思議ですね。一体どうしてなんでしょうか。もしかしたら「指輪」は児童書には入らないのかも・・・でも「中つ国のうた」は入ってるしなあ、うーむ。
気になってamazonの現在のベストセラーランキングを見てみたら、今は「ホビット上」が13位、下が16位でした。「ゲド戦記」が入っているところを見ると、「指輪」本編も児童文学には入っていそうですが、このランキングにも出てきませんねえ。やはり読みづらいのでしょうか。
amazonのトールキン関連(和書)のランキングを見てみたら、一番売れているのは「指輪」文庫9冊セット、二位は文庫の「追補編」、三位、四位が「ホビット」の上下でした。んー、やっぱり「ホビット」が上位なんですねえ。
ちなみにその後は「シルマリル新版」、「ホビット」オリジナル版と来て、「指輪」本編単独の一位はなぜか「旅の仲間下2」でした。こういうの見てるのもなかなか面白いですねえ。
話がちょっとそれましたが(汗)それにしても「ホビット」も上しか入っていないあたりがなんとも(汗)下まで買った人の方が少ないってことですよね。上だけ買ってみてつまらなかったのか、挫折したのか(ホビットで!?)・・・
そう言えば、「トロイ」公開しばらくは「イリアス」の上だけ結構売れたと思うんですよね~。私もまだ上で止まってるし(笑)
映画に触発されて本を読むというのもまた世界が広がっていいものですよね。RotKを見て「ホビット」を読もうと思った人が結構いるらしいというのも、また微笑ましい話かなあと思ったりしました。
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music form the MOVIESのLotRサントラ特集号より

2004年09月05日 | 指輪物語&トールキン

今日の写真はボストンの展覧会会場の入り口です。昨日の写真のアルゴナス(笑)の左手の階段を登ると2階に入り口があります。ロンドンやシンガポールではこの入り口にアルゴナス像が設置されていたようですが、ボストンはスペースの関係でここには置けず、広すぎる廊下に置かれることになったようです。
この看板から先は撮影禁止です。この左手から入ったところが入場待ちスペースになっているのですが、(ちょっと写っちゃってますね・・・(汗))なんとモリアのイメージの装飾になってるんです! 柱とか壁の模様とか、入り口の扉ももう映画そのままで。(壁は触ってみたらゴムみたいな感じでしたけど)思わず「ディズニーランドみたい!」とちょっと喜んでしまいました(笑)スプラッシュマウンテンとかの順番待ちスペース?を思わせるような感じだったんですよ。
そう言えば、ユニバーサルスタジオにLotRのアトラクションができるとかいう噂がありましたが、その後どうなったのかなあ。ちょっとアトラクション行ってみたくなりましたよ(笑)
しかしこの看板も人選が今ひとつ謎ですね・・・(汗)

music from the MOVIESのLotRサントラ特集号、昨日全然読めないと言ってましたが、ようやくFotR部分読み終わりました。あと1ページがなかなか読めなくて(汗)
ショアのインタビュー4ページ、PJのインタビュー3ページで、後に続く記事に比べればまだまだ短いです(笑)でも、サントラの話だけでこんなに記事があるなんて、とちょっと感動します。早く先まで読みたいんですが(汗)
PJのインタビューも、PJがサントラのことのみにコメントしているのがなかなか珍しくて面白かったです。
FotRのインタビューは、まだこんな特集本出す予定ではなかったのもあるでしょうが、全般的な話ばかりでわりとあっさりしていましたが、それでも面白い話もいくつかありました。
ショアはまずホビット庄のテーマや旅の仲間のテーマを作っていましたが、実際にはカンヌ映画祭に出品するため、モリアの場面のサントラを最初にニュージーランドで録音した、と言う話はもう結構有名だと思いますが。
あと、少し意外だったのは、原作に出てくる詩をコーラスで使いたいと言い出したのはショアだったらしい、ということでした。確かに、コーラスを多用しているのは原作で歌が多く出てくるのを表現したかったからだ、というのは聞いたことがあったんですが、その歌詞に原作の詩を使おうという発想もショアだとは思っていなかったので意外でした。
そして、逆に様々な文化を音楽のスタイルの違いで表現しようと言い出したのはPJだったらしいということも意外でした。なんとなく逆のイメージだったんですが・・・。でも考えたらモリアのコーラスにマオリ族を使おうと言い出したのもPJかフラン・ウォルシュだったそうですしね。
ただ、ショアとPJたちは早くからディスカッションを重ねていたようなので、どちらかの単独のアイディアというわけではないような気もします。
そうそう、ショアが作曲者に選ばれた経緯ですが、PJたちが撮影も半ばになったころ、編集作業を始めて、仮に音楽をつけた時に、ショアの今までの映画音楽を使ってみて、とてもフィットしたのがきっかけだったようです。ショアの前にオファーがあった作曲家がいたと聞いたことはありましたが・・・
という訳で、ショアが選ばれたのは今までの作風がLotRに合うと思われてのことだったようです。ということは、ショアが原作既読者だった、というのは偶然のことなんですね。ラッキーだったんですねえ。

あと、ちょっと先の方をパラパラとめくっていたら、3作のレコーディングのデータが載っていました。モリアの場面のマオリコーラス隊が60人いたと読んで、コンサートで迫力不足なのも仕方ないかなあと思いました。コンサートでは30人以下でしたもんね(汗)
なぜか楽器のソリストの名前が2作目からしか出ていなくて、1作目でティンホイッスル吹いたマイケル・テイラー氏がかわいそうなのですが(汗)ソリストの名前と楽器を見ていて、ロリアンのエキゾチックな弦楽器はやはりサーランギーではなくディルルバだと確認。(ハーディンガーのダーモット・クレハン氏演奏)でも、別の人がサーランギーも弾いていることがわかって、ますます混乱してます(汗)

と、読めば読むほど新事実続出で面白い本なのですが、またしても邪魔(読まなければならない本)が入ってしまったので、いつ読み終わるやらです・・・
これ読み終わらないとラジオドラマも聴けないし、「『指輪物語』の図像世界」も買っちゃったし、RotKのサントラ考察には取り掛かってもいないし、バタバタしているうちにSEE発売が来てしまいそう・・・
指輪熱冷めやらず、というよりは、冷める暇がないという感じですね(汗)
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華氏911

2004年09月04日 | 映画
気がついたら映画カテゴリーには「ハリポタ」しか書いてなかったですね(汗)という訳で久々に指輪以外の映画について書きます。しかし「ハリポタ」の次いきなり「華氏911」ですか・・・(笑)
最初は観に行くつもりなかったんです。観に行きたくないとかじゃなくて、もともと映画はよほど見たいものでないと行かない人なもので(汗)
それが、朝日新聞に出ていたマイケル・ムーア監督のインタビューを読んだらちょっと観たくなって、ちょうど友達が行きたいと言っていたので一緒に行くことにしたのです。
私が「見たいかな」と思ったムーア監督の発言はこんな感じのものでした。「この映画を観終わった人の感想は『ブッシュはなんて悪いやつなんだ』ではなく『今まで知らない話ばりだった』というものだった」と。
メディアでの報道では、「ブッシュに都合の悪い部分ばかり編集しているきらいはあるが」みたいなものだったので、一方的な話を聞いてもなあ・・・というのがあったのですが、「メディアが報道していない事実」というものも見なければ、それこそ公平な判断なんてできないんじゃないの? という思いもあって、観に行くことにしました。
観ての感想なんですが・・・なんだかメディアでは、「ブッシュ叩き」の映画みたいに言われていたのですが、まあ確かにそうなんですが、根本は反戦映画なんだなあと・・・。「主演:ジョージ・ブッシュ」とかポスターには書かれてましたけど、まあ確かに主演と言えば主演なんですが、映画の「二つの塔」のフロドくらいのウェイトの主人公だなあと(爆)
ムーア監督の作品は全然見たことがなかったので、何の予備知識もなく観に行ったわけですが、まさか泣くとは思わなくて、ハンカチ用意してなくて困りました(汗)9.11のテロの時の映像の演出がすごかったです。いきなりこのあたりから泣いてしまいました(汗)
この映画で一番良かったと思ったのは、9.11のテロの犠牲者も、イラクの犠牲者も、イラクで戦死したアメリカ兵も、同じ重さで扱われていたことでしょうか。もちろんイラクの人のインタビューは少ないですが(それでもちゃんとあったし)、その分無残な死体の映像などで補っていたと思います。
今まで、アメリカのテロの犠牲者とイラクの戦争の犠牲者とを同列に扱った映像や報道は、私は見たことがありませんでした。そういう意味で、胸のつかえが取れたような気持ちになったというのもありました。
一番泣けたのは、イラク在駐の兵士の言葉でしょうか。「人を殺す度に自分の中の何かが壊れていく。魂が壊れていなければ人は殺せない」と。
ブッシュ批判の場面も、コミカルに編集されていて、小気味良く観られてしまいまって、上手いなあと思いました。ブッシュがかわいくさえ思えましたね(笑)
下院議員に愛国法(でしたっけ(汗))の内容をおちゃらけた音楽と共にスピーカーで聞かせようとしたりするムーア監督のやり方も、ユーモアを忘れないで、アメリカ人らしいなあ、といい意味で思いました。
で、最終的に思ったこと。この映画が大統領選前の時期に公開されたことで、政治的な影響が云々されているようですが、ブッシュを支持する人はまず観ないだろうし、見ても「こんなのは嘘だ」と自分の都合の良いように思うだろうし、もともとブッシュを支持していない人は見なくても支持しないだろうし、実はそんなに影響ないんじゃないかなあ、ということでした。
もちろん、作った意味のない映画だとは思いませんけど。
しかし、なんだかんだ言ってもアメリカは自由の国だなあと・・・。日本ではこんな映画を作る人もいないだろうし、作ったところで公開まで漕ぎ着けないんじゃないでしょうか。イラクに自衛隊が派遣され、民間人が人質になる事件が起きた日本も、他人事ではないんですよね・・・。
と、色々と考えさせられた映画でした。観に行ってよかったです。
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滅びの山のサム

2004年09月04日 | 指輪物語&トールキン
今日の写真はボストンの展覧会に戻ります。8月26日の写真のアルゴナス像の間を通って廊下を進むと、この「STOP!」の看板に当たります(笑)注意事項が書いてあったり、今入れるチケットの指定時間が表示してあったりするのですが、この画に「STOP!」と言われると止まらずにはいられませんね(笑)
ところでこのアルゴナス像、右がイシルドゥア、左がアナリオン、だとばかり思っていたのですが、どうも映画だと右がエレンディルで左がイシルドゥアらしいと教えていただきました。8月26日付けの日記でアルゴナス像の台座の表示が左右逆になってる、と思っていたのですが、もしかして右にはアナリオンではなくエレンディルと書いてあったのかも・・・。

さて、コンサートの話題は一段落ですが、引き続きサントラの話です。
7月に入手したMusic from the MOVIESのLotRサントラ特集号、未だにFotRの途中までしか読めてません(汗)しかもFotRはかなり短いんですが・・・(汗)
やはり英語の壁は厚いです。意味はだいたいわかるんですが、とにかく読み進むのに時間が~(汗)1日1ページも進めておりません。寝る前に読むからすぐ眠くなっちゃうんですよね(汗)
という訳で、最初に拾い読みした時に気になったRotKのコーラスの歌詞のことについて書いてしまいたいと思います。いつになったらそこまで辿り着くかわからないので(汗)
RotKのスコアやコーラスの歌詞がいくつか載っているのですが、その中でとても気になった歌詞が。
The Argumentという歌詞で、滅びの山で倒れたフロドをサムが抱きかかえて話しかけ、最後にはフロドを背負っていくあの場面で流れていたコーラスの歌詞のようです。RotKの限定版サントラのDVDにも確か出ていたと思います。例によってフィリッパ・ボウエンが作った英語の歌詞がシンダリンに訳されて歌われています。
歌詞の内容は、原作ではサムが心の中でもう一人の自分と葛藤し、最後には「フロドの旦那はおらが背負っていく~だから言い合いはやめだ」と言って終わる独白のシーンを下敷きにしていると思われるのですが、ちょっと雰囲気が違うのです・・・。
以下、歌詞丸ごと載せるのに微妙に抵抗があるので、私のへたれ訳(しかも無理やり瀬田訳調(汗))でお届けします(汗)

横になって眠っちまえ。おら、投げ出せねえだ。
まだ望みなんか持ってるのかよ。他に何も持ってねえからな。
お前はばかだ。旦那を置いて行けねえだ。
旦那にそこまでする義理があるのかよ? おら、誓っただ。
死んじまってお終いになるだろうよ。なら、そうなるまでやるだけよ。

フロドの旦那はおらの心の最後の大切なもんだ。(He has the last of my Heart.)
おらは最後まで旦那と一緒に行く。

へたれ訳で申し訳ございません(汗)最後から2行目はどう訳したら・・・という感じだったので原文も一緒に載せました。
一見感動的な歌詞なんですが、原作サムファンとしてはちとひっかかる部分が・・・。「旦那にそこまでする義理があるのかよ?」という問いかけの部分です。原文では「You owe him nothing.」となってます。nothingってことないだろーというか(汗)
この言い合い、原作でもあるのですが、原作では現実的なサムと希望を捨てきれないサムの葛藤だったわけで、決して悪のサムvs善のサムではなかったと思うんですが・・・(汗)
原作のサムは、フロドと一緒にここで横になって眠ってしまえば楽になる、苦労して滅びの山まで背負って行ったってどうせ無駄だよ、という気持ちと戦っていたのです。旦那をほっぽって自分だけ逃げちゃえなんてことは、心の片隅にもなかったと思うんですけどね、原作のサムは・・・(汗)
まあ、フロドをほっぽって自分だけ逃げちゃえば、というのはとても人間的な普通の弱音だと思いますし、そんなことを心の片隅でちらっと思ってしまう(本当に片隅であって、もちろんそんなことしないけれど)のは、映画のサムらしいなあとは思いますが・・・
でも、この歌詞はフィリッパ・ボウエンが作ったのですが、原作ファンなはずの彼女にとってもサム像ってこういうものなのか・・・と思ってちょっとショックだったのでした。まあ、あくまでも映画のサム、と思って作ったのかもしれませんけど。
ただ、幸い(?)映画ではこの部分の歌詞は流れていないみたいで、多分長くても「おら誓っただ(I game him my word.)」のあたりから後のようなので、ちょっとホッとするかなーとか思ったりして。

とまあこんな感じで面白い話がてんこ盛りのLotRサントラ特集号、頑張って早くRotKのところまで辿り着きたいです(汗)
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しつこいようですが、指輪コンサートのこと。

2004年09月03日 | 指輪物語&トールキン

今日はトールキン教授の命日ということで、お墓の写真にしてみました。昨年8月のものです。"LUTHIEN" "BEREN"の文字を見た時は感動しましたね。左の植物のところに刺さっているのはなぜか映画フロドのカードです(笑)

さて、今日もしつこいようですが指輪コンサートのことです(汗)
東京のコンサートで不満が続出したことについて、どうしてこうなったのかということをつらつらと考えていました。
今回のコンサートのアナウンスがあった時、まずは会場の「国際フォーラムホールA」というのにもがっかりしたのですが、もうひとつがっかりしたのが、主催が某プロモーターだったということです。ああ、クラシックとしての扱いじゃないんだなーと・・・
オーケストラがどこになるのか、というのが次の心配でした。某「題○のない音楽会」のオーケストラみたいなレベルだったらかなり辛いぞ、と思っていたので・・・。最初は9/1から「ポーギーとべス」の公演で来日するニューヨーク・ハーレムシアターオーケストラと言われていたのですが、そんなついでのオーケストラで大丈夫?と思いつつも、日本のヘンなオケじゃなくて良かった、と思ったものです。
そんなこんなで心配されつつ迎えた当日ですが、なんだか「やっぱりなあ」というような結果でした、私にとっては。
よそのサイトさんを覗いてみても、海外の他のコンサートのレポートではあり得ないくらいに不満を述べている方が多くて、改めてやっぱりひどかったんだなあ、と思いました。
海外でのコンサートでは、私の情報源が英語サイトなので、英語圏(しかもほとんどアメリカ)の情報しか知らないのですが、そもそもコンサートが行われる状況からして違います。
たいていの場合、コンサートの企画はその土地のオーケストラが企画し、招聘するようです。それぞれのオーケストラのサイトを見ると、普段からポップスシリーズと題した、映画音楽などポピュラー音楽を演奏しているオーケストラがその一環として企画することが多いようです。
オーケストラにとっては、普段クラシックを演奏している時には望めないほどチケットも売れるし、これを機会に自分たちの普段のコンサートにも来てくれたら儲けもの、といった感じなのではと受け取れます。
オーケストラとしては自らコンサートを招聘するわけですから、いわば歓迎ムード?なわけですし、場合によってはコロンバスやピッツバーグのように開演前のハワード・ショアのQ&Aなど企画してくれたりもします。
某プロモーターが主催と知ってがっかりしたのは、結局のところ「金儲け」のための公演になってしまう、ということなんですよね。だから、ホールは音響よりもとにかく人数の入るところにするし、間に合わせのオーケストラ、間に合わせのコーラス、ということになってしまうのでしょう・・・
アメリカのオーケストラでの公演も金儲けと言えば金儲けなのですが、大げさに言えば「自分たちのオーケストラの発展のため」でもあるわけで、やはりプロモーター公演とは違うと思います。
同じプロモーター公演でも、クラシック専門のプロモーターだと大分話は違って来ますが、やはりLotRシンフォニーはそういうコンサートとしては認められないのでしょうね・・・。
もし、日本のオーケストラが、例えば(無理を承知で)N響とか、新日本フィルとか(「千と千尋」とかやってるから可能性はなくはないと思うんですが)が、LotRシンフォニーに興味を示して招聘する形だったら、全然違ったと思うんですけどね・・・。(でも、すみだトリフォニーホールとかでやられた日にはチケット争奪戦が大変でしょうが(汗))
アメリカのように、地域に密着したオーケストラがない日本では、所詮良いコンサートが実現するはずもなかったのかもしれません・・・コンサートをやってくれただけでもよしとしなければいけないのかも・・・いや、やっぱりそれは悲しいなあ・・・
何が悲しいって、本当はもっと素晴らしい交響曲なのに、日本のファンの多くの人にそれを感じてもらえなかったということなんですよね。何度も繰り返してしまいますが(汗)
後は、9/22のロンドンで録音されるという噂のLotRシンフォニーのCDが発売されて、多くの人が聞くことができるまで待つしかないでしょうか。でもロンドンフィルはあまりにもサントラどおりの音で、CDになってしまったらますます生の実感が得られないかもしれませんが(汗)
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3つの指輪コンサート総括

2004年09月02日 | 指輪物語&トールキン

今日の写真はまたコンサート絡みでロンドンのロイヤルフェスティバルホールの写真です。撮ったの5月ですが・・・

さて、一昨日で5月から始まった私の指輪コンサート巡りも終了したので、私が行った3つのコンサートを比較してみようかなあと思います。
まずは東京で騒がれている?音響について。実はロンドンのロイヤルフェスティバルホールも意外に音響が悪くてびっくりでした。まあ、東京みたいにオーケストラやコーラスにまでマイクが必要なほどではなかったですけど・・・。
しかし、ソリストのマイクの調整は東京よりひどかったです(汗)実はロンドンではシセルの良さを実感できなかった私(汗)
ピッツバーグのハインツホールの音響は最高でした! 響きすぎることもなく、生オーケストラの演奏に最適な環境だったと思います。音響が良かったから、ソリストのマイクもとても自然な感じで、シセルの歌に本当に感動しました! 細かいニュアンスまで伝わってきて、鳥肌が立ちましたもん。
東京の国際フォーラムホールAの音響についてはもう言うまでもないかもしれませんが(汗)とにかくクラシックのコンサートをやるには大きすぎるホールです。オーケストラにマイクを使わないといけないなんて・・・。
ただ、マイクに頼る音響だったせいでしょう、マイクの調整には気を使っていたようで、2日目にはマイクのバランスも大分良くなってました。シセルの声もなるべくマイクの音量を上げないように気を使っていたようで、ロンドンよりは良かったです。マイクの音量上げてしまうと、声の一番甲高いところしか音を拾わないものなんですね。本当はマイクなしだと一番良いのでしょうが・・・
次にオーケストラの演奏についてですが、ロンドンは最初の音が出た瞬間からサントラそのままの音で、音響の悪さもあって、最初はなんだか生で聴いている実感がなかったくらいです(汗)
ロンドンフィルの金管は柔らかくていい音ですね。ショア自身も金管の音作りには時間をかけたと言っていましたし。木管も柔らかめで好きな音です。
特筆すべきは打楽器で、あれは本当に素晴らしい体験でした。第三楽章のファンゴルンの場面は圧巻でしたね! ピッツバーグでも東京でもあんな迫力はなかったので、さすがオリジナル、という感じでした!
ソロ楽器もオリジナル奏者の音だったのは感動的でしたね。ティンホイッスルはFotRの奏者マイケル・テイラーがRotKの部分も吹いていたのが新鮮でしたし。ハーディンガーは他のオケではコンマスが弾いていましたが、共鳴弦を上手く響かせるのは鳴れないと難しいらしく、やはりオリジナル奏者のダーモット・クレハンが一番良かったですね。あと、ロリアンのテーマで出てくるディルルバ(サーランギー?)が弾かれていたのはロンドンだけでしたし。
ピッツバーグ交響楽団も良かったです。管楽器は全体的に華やかな印象で、ちょっとLotRには明るすぎるかな、とも思いましたが、つややかな金管で奏される「指輪は南へ」や「カザド=ドゥムの橋」は良かったです。モリアの大広間の場面のトロンボーンはちょっと乱暴でしたけど(汗)
ピッツバーグで素晴らしかったのはヴァイオリンですね。音響が良いせいもあったと思いますが、ぴったりと息が合った繊細な音にかなり感動しました。「一行の離散」や「王の帰還」の最初の静かな音には本当にやられました(笑)
また、ホビット庄のフィドルのソロをコンマスが、フィドルではなく普通のヴァイオリンで弾いたのが素晴らしくて。ダーモット・クレハンのフィドルより良かったです、はっきり言って(笑)無理せずにヴァイオリンで弾いた判断も良かったと思いますし。
さて、東京ですが、ブルガリアのSOFIA FESTIVAL ORCHESTRAに日本人エキストラが混ざった感じでした。寄せ集めになってしまったわけですか、まあへたな日本のオケでやるよりは良かったのではないかな、と思いました。ヴァイオリンとかちょっとバラバラに感じることもありましたが、まあ問題ないレベルだったかと。管楽器のソロを結構日本人がやってましたが、なかなか良かったですし。ティンホイッスルも日本人だったのですが、なかなか上手くてちょっと嬉しかったですね。
でもとにかく音響が悪くて、演奏の評価もこれでするのはかわいそうかな、と思うくらいでした。
コーラスですが、ロンドンは音響が悪かったにもかかわらず素晴らしかったです! 本当にサントラそのままでしたし、むしろサントラよりも生の方が素晴らしかったです。文句つけるところがあるとしたらモリアの男声の掛け声でしたが、あれは仕方ないですね(笑)
そしてやはり少年合唱が素晴らしかったですね。ソロのベン・デル・マエストロくんは本当に美しい声で、第三楽章以降のソロをシセルに奪われて?しまうのが勿体無いくらいでした。
ピッツバーグはロンドンよりはちょっと落ちる感じでしたが、音響が良いのもあって、特に問題なく、要所要所で感動させてくれました。
少年合唱ではなく、ほとんど女の子の「子供合唱団」だったのですが、ロンドンよりは雑な感じがしました。ソロも大人のソプラノの人が歌っていましたし。
で、問題の東京なのですが(汗)音響が悪かったのもマイナスだったと思いますが、音程を外していたのはフォローのしようがありませんね(汗)合唱で「来る」ところも感動できなかったりとか(第二楽章の始まりの裂け谷のテーマは他のところでは鳥肌ものの美しさだったのに・・・)。
少年合唱は、とても幼い感じだったのが意外でした。ソロの子たちは緊張していたのだと私は思ってます(汗)でも、ピッツバーグのようにソロを大人に歌わせずに、ちゃんと子供が歌っていたのは良かったと思います。ソロの子たちも声は美しかったと思います。
指揮者ですが、ロンドン、ピッツバーグでハワード・ショア、東京ではジョン・マウチェリーだったのですが、やはりショアの指揮は見ていても面白いし(笑)感情たっぷりの指揮にオーケストラが応えているのを聴くのはとても素晴らしい体験でした。「カザド=ドゥムの橋」で躍りながら振っていた姿が忘れられません(笑)あちこちでサントラオリジナルよりもテンポを早くしたり、ゆっくりしたり、緩急のセンスも面白い感じで、これに聴きなれてしまうとサントラの平板なテンポが物足りなくなったりします(笑)
マウチェリーは、ショアの後で見るととても上品な指揮だなあと思いました(笑)それなりに表現豊かな指揮なのですが、ショアに慣れてしまうと物足りなく感じてしまうという(汗)全体的にゆったりしたテンポだったのも、優しい印象でしたね。
マウチェリーの指揮を見てよかったと思ったのは、ロリアンのテーマが何拍子なのか、というかどこが拍の頭なのか(汗)ということがようやくわかったことです。ショアの指揮を見ていてもさっぱりわからなかったんですよねーこれが(笑)
最後に、観客の鑑賞態度なのですが、これはダントツで東京が良かったです! 日本人のマナーは素晴らしい! ロンドンでもピッツバーグでも、演奏中にひそひそ話したり、携帯がなったり、ガサゴソ飴舐めてみたり、じっとしてられなくてがたがた動いてたり、果ては途中で席を立ったり、使い捨てカメラでフラッシュ焚いて写真撮ったり・・・と無法地帯でしたね(笑)
東京では楽章の合間の拍手がなかったのも感動でした。LotR交響曲をようやくクラシックとして聴けているんだなあ、なんて思ったりして。
そんな客席の環境は良かったのに、全体として今ひとつなコンサートになってしまったのは残念ですが・・・
何かオチもなくいたずらに長くなってしまって総括でもなんでもなくなりましたが(汗)3箇所でのコンサートを比較したらこんな印象でしたよ、という話でした。
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指輪コンサート終了。

2004年09月01日 | 指輪物語&トールキン
今日の写真はピッツバーグのLotRコンサート会場のHeinz Hall前の宣伝看板です。指輪サイトのレポートで既にupしてるんですが、せっかく?コンサートの話題なので、ちょっと使ってみました。

さてさて、一昨日、昨日と国際フォーラムでのLotRコンサートを聴いて来ました。
ホールAと知った瞬間から音響は期待してませんでしたので、その点ではそんなに失望することもなかったのですが、生の音から来る波動で感動する、ということはやはり難しい環境でしたね。ピッツバーグでいい思いしてしまったので余計にギャップもありましたし。
オケのレベルがどうとか、合唱のレベルがどうとかいう話もあちこちで出ているようですが、(オケはまあまあ良かったと思いますけど)やはり最大の原因は音響でしょうね。仕方のないことです。
それでも、ロンドンのフェスティバルホールよりはオケの音は聞こえていたのです。でも、マイクで増幅してのことですからねえ・・・。フェスティバルホールではソリスト以外にはマイクは使ってなかったはずで、少なくともバランスが崩れて聞こえるということはなかったですから。合唱は文句なしに良かったですし。
ネットであちこち見ていたら、感動できなかった理由を色々考えて、「サントラ盤よりもテンポがゆっくりだったからかも」と思った人が結構いたようなのは残念だったというか、気の毒というか・・・。いい音響でいい演奏だったらテンポが違っていても感動できるんですよね。むしろショアが指揮した方が大胆にサントラと変えているところがあって、それがむしろ面白かったんですけどね。
IN DREAMSでソロと一緒にコーラスがユニゾンで歌っていたのも、ロンドンで聴いた時にはとても感動したものでしたが、今回は「ソロの声が弱いから重ねているの?」と思われた方もいらして、出来不出来でこんなにも印象が変わってしまうのかと思いましたね。
とにかく、良い環境でなかったせいで、日本のファンはこのシンフォニーの良さを実感しないまま終わってしまったのかと思うと残念でなりません。
あ、でも私はオケは結構良かったと思いました。音響さえ良ければ充分に感動させられる演奏だったと思います。SEEの裂け谷を出発する場面とか、FAREWELL TO LORIENは、いい曲だな~としみじみ思いました。
それにしても、マウチェリーの指揮を見ていたら、ショアの指揮する姿が懐かしくなってしまいました。特に「カザド=ドゥムの橋」で躍りながら振っていたあの姿(笑)
そして、感情たっぷりに振るショアの情感とオケの音がひとつになった時のあの感動・・・マウチェリーも良い指揮者だと思いますが、やはりショアが振っていたらもう少し違っていたかもしれないなあ、と思ってしまいました。
なんか文句ばかりの感想になってしまいました(汗)でも、やはり良い曲だなあと思いましたよ。コンサート行くのもこれで最後かと思うと寂しいです・・・(とか言って最後じゃなかったりしたら笑ってやってください(汗)きっと最後だと思いますけど)
それにしても、演奏は当初ニューヨーク・ハーレムシアター・オーケストラと言われていたのですが、気がついたらInternational LotR Orchestraになっていて、まあエキストラが入るからかな、と思ってました。
ところが、当日見てみたら、ハーレムシアターにしては白人系の人ばっかりだなあ・・・と妙に思って、プログラムを見てみたら、なんか全員ロシア人っぽい名前の人ばかり(汗)どうやらSOFIA FESTIVAL ORCHESTRAというところの人たちのようで、さきほどネットで調べてみたら、どうやらブルガリアのオーケストラのようですね。なるほど、ソフィアってブルガリアのソフィア(首都じゃなかったでしたっけ?(汗))のことなのかあ。
エキストラで日本人もかなり混ざっていましたが、管楽器のトップが結構日本人だったのでびっくりでした。ティンホイッスルもコールアングレも日本人で、ちょっと嬉しかったですね。
なーんてことを書き出すとエンドレスになるので(汗)この辺にしておきます。そのうち指輪サイトの方で重箱レポをUPしますので・・・(笑)

演奏会の後には、両日とも何人かの方々とご一緒に居酒屋で緑竜館状態で(笑)楽しいひと時を過ごさせていただきました。ご一緒した皆さん、ありがとうございました! 会場でお話ししただけの方々も!
平日でなければ、演奏会の前にもっとちゃんと時間を取ってオフ会やりたかったのですが・・・それが一番残念です。
こんな風に指輪ファンが一同に会する機会ももうなかなかないでしょうねえ。そう思うとやっぱり寂しくなってしまいますね。
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