どうもです。
昨日、郵便局での振込みを済ませ、冬コミの参加申込書の作成と
「こみっくトレジャー10」に持ち込む新刊・既刊・委託本を梱包、晩飯の
買い物のついでに宅急便で発送し、申込書をコピー(控)。今日、昼飯を
食べに出るついでに申込書を投函してきました。サークル者にとっての
夏コミが終了したのと同時に、冬コミに向けての活動開始です。
************************************************************************
夏コミ新刊『Mobile Graphix』30号で、いわゆる“量産型ビグ・ザム”
についていろいろ考察した訳で、TV/映画本編ではドズルが乗った機体
しか登場しないし、ムック本などでも「プロトタイプ1号機(*1)」「ドズル専用
に1機のみ作られた(*2)」「ロールアウトしたのは初号機のみ(*3)」など
といった記述がされていることが多いんですが、果たして本当にそうなの
か?という疑問が、考察の過程で湧いてきたんですよ。
ガンダム世界が第一作のみで閉じているのであれば、それでもいいと
は思うんですが、後々の映像作品などでビグ・ザムとの関連性を持つ
MS/MAが登場する以上、上記のような諸設定に拘泥している訳にも
行かなくなってくるのではないかと。
少なくともTV版35話「ソロモン攻略戦」冒頭にある、ドズルと(恐らくは
ビグ・ザムを運搬したパプアに同乗してきた)技官との会話では、搬入
されたビグ・ザムはただ「試作段階で未完成状態にある」だけで、この
一機しか存在しないという意味のことは言ってなかったりする(*4)。
元々ジャブロー強襲を目的とした機体である以上、むしろ宇宙空間
での運用の方がイレギュラーだったとも考えられる訳で、そう考えると
「空間戦仕様への改装」を指して「試作段階」としている解釈も可能だろう
し、本体部分は同一形状で、脚部および推進系(+廃熱・冷却系)を、
運用領域に合わせて選択・換装できると仮定すると「未完成状態(=最終
組立を要するパーツ状態で搬入)」ということも、一応の説明が可能に
なるのではないかと。
完成してればムサイの腹(*5)に接続して搬送可能なものを、わざわざ
分解してパプアで運ぶ必要はなくて、(ジャブロー攻略用として)生産中
だった機体を、ソロモンに廻すため(試作段階で調整不充分な)空間戦
用パーツとセットにして送ったとも考えられる訳で。
そうなると、ドズルの乗った機体は1号(初号)機で、それ以前に完成
していた機体は存在し得ないか?というと、「し得ない」とまでは言えない
のではないかと。
ビグ・ザムの生産がスタートしたばかりで、本当にドズル機が量産1号
機(の仕様変更)である可能性も否定できないけれど、ソロモン以降の
短期間&混乱した状況でどれほどの増産ができたかを考えると、既に
何機かが完成していて、生産途上だった次号機をソロモンに廻したと
解釈する余地も残されている訳で。
そうした機体(最終組立を残すのみのパーツ状態のものも含む)が、
終戦前後の混乱に乗じて逃亡した残党勢力に持ち出されたとすれば、
ジャムル・フィンのこと(*6)も、「カイ・シデン・レポート」のあのシーンも(笑)
肯定的に捉える(*7)ことが可能なのではないかと。
・・・以上のような妄想(笑)が積み重なって、「陸戦用モビルアーマー
という発想」は今夏ようやく形を為した訳ですが、まだまだ思考が足り
ていない部分もあろうかと思います。誌上でもここでも巧く文章にできて
なくて言葉足らず、説明不足な箇所もあろうかと。ご指摘いただければ
可能な限り補足していきたいと思っております。宜しくお願いします。
0821 S● 9-7 .534 ③ 2.5
////////////////////////////////////////////////////////////
*1:みのり書房「ガンダムセンチュリー」 54ページ
*2:講談社・ポケットカード⑧「MOBILE SUIT GUNDAM」 ビグ・ザムの項
*3:講談社ポケット百科「MSV 2 ジオン軍MS・MA編」 142ページ
*4:ちなみにこの時、ドズルはビグ・ザムのことを「新鋭モビルスーツ」と呼んでいたり
して、量産・運用方法も含むビグ・ザム計画の、概要さえも知らされてない可能性
もある。
*5:前部船体とエンジンユニットに挿まれたスペースで、本来はHLVも兼ねる降下
カプセルを接続・曳航する部位。
*6:これについては、また別のエントリーで。
*7:あの投入機数に納得し難いものはあるが、ビグ・ザムを擁したジオン残党勢力
の介入が、ダカール宣言の裏にあった、という事象そのものを否定する必要は
感じない。
昨日、郵便局での振込みを済ませ、冬コミの参加申込書の作成と
「こみっくトレジャー10」に持ち込む新刊・既刊・委託本を梱包、晩飯の
買い物のついでに宅急便で発送し、申込書をコピー(控)。今日、昼飯を
食べに出るついでに申込書を投函してきました。サークル者にとっての
夏コミが終了したのと同時に、冬コミに向けての活動開始です。
************************************************************************
夏コミ新刊『Mobile Graphix』30号で、いわゆる“量産型ビグ・ザム”
についていろいろ考察した訳で、TV/映画本編ではドズルが乗った機体
しか登場しないし、ムック本などでも「プロトタイプ1号機(*1)」「ドズル専用
に1機のみ作られた(*2)」「ロールアウトしたのは初号機のみ(*3)」など
といった記述がされていることが多いんですが、果たして本当にそうなの
か?という疑問が、考察の過程で湧いてきたんですよ。
ガンダム世界が第一作のみで閉じているのであれば、それでもいいと
は思うんですが、後々の映像作品などでビグ・ザムとの関連性を持つ
MS/MAが登場する以上、上記のような諸設定に拘泥している訳にも
行かなくなってくるのではないかと。
少なくともTV版35話「ソロモン攻略戦」冒頭にある、ドズルと(恐らくは
ビグ・ザムを運搬したパプアに同乗してきた)技官との会話では、搬入
されたビグ・ザムはただ「試作段階で未完成状態にある」だけで、この
一機しか存在しないという意味のことは言ってなかったりする(*4)。
元々ジャブロー強襲を目的とした機体である以上、むしろ宇宙空間
での運用の方がイレギュラーだったとも考えられる訳で、そう考えると
「空間戦仕様への改装」を指して「試作段階」としている解釈も可能だろう
し、本体部分は同一形状で、脚部および推進系(+廃熱・冷却系)を、
運用領域に合わせて選択・換装できると仮定すると「未完成状態(=最終
組立を要するパーツ状態で搬入)」ということも、一応の説明が可能に
なるのではないかと。
完成してればムサイの腹(*5)に接続して搬送可能なものを、わざわざ
分解してパプアで運ぶ必要はなくて、(ジャブロー攻略用として)生産中
だった機体を、ソロモンに廻すため(試作段階で調整不充分な)空間戦
用パーツとセットにして送ったとも考えられる訳で。
そうなると、ドズルの乗った機体は1号(初号)機で、それ以前に完成
していた機体は存在し得ないか?というと、「し得ない」とまでは言えない
のではないかと。
ビグ・ザムの生産がスタートしたばかりで、本当にドズル機が量産1号
機(の仕様変更)である可能性も否定できないけれど、ソロモン以降の
短期間&混乱した状況でどれほどの増産ができたかを考えると、既に
何機かが完成していて、生産途上だった次号機をソロモンに廻したと
解釈する余地も残されている訳で。
そうした機体(最終組立を残すのみのパーツ状態のものも含む)が、
終戦前後の混乱に乗じて逃亡した残党勢力に持ち出されたとすれば、
ジャムル・フィンのこと(*6)も、「カイ・シデン・レポート」のあのシーンも(笑)
肯定的に捉える(*7)ことが可能なのではないかと。
・・・以上のような妄想(笑)が積み重なって、「陸戦用モビルアーマー
という発想」は今夏ようやく形を為した訳ですが、まだまだ思考が足り
ていない部分もあろうかと思います。誌上でもここでも巧く文章にできて
なくて言葉足らず、説明不足な箇所もあろうかと。ご指摘いただければ
可能な限り補足していきたいと思っております。宜しくお願いします。
0821 S● 9-7 .534 ③ 2.5
////////////////////////////////////////////////////////////
*1:みのり書房「ガンダムセンチュリー」 54ページ
*2:講談社・ポケットカード⑧「MOBILE SUIT GUNDAM」 ビグ・ザムの項
*3:講談社ポケット百科「MSV 2 ジオン軍MS・MA編」 142ページ
*4:ちなみにこの時、ドズルはビグ・ザムのことを「新鋭モビルスーツ」と呼んでいたり
して、量産・運用方法も含むビグ・ザム計画の、概要さえも知らされてない可能性
もある。
*5:前部船体とエンジンユニットに挿まれたスペースで、本来はHLVも兼ねる降下
カプセルを接続・曳航する部位。
*6:これについては、また別のエントリーで。
*7:あの投入機数に納得し難いものはあるが、ビグ・ザムを擁したジオン残党勢力
の介入が、ダカール宣言の裏にあった、という事象そのものを否定する必要は
感じない。