機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

呉越同舟

2008年10月26日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第30話。予知課の情報で、盗難事件が起きる
銀行に先回りした皆本たちと、超能力で金庫室に侵入したパンドラの澪
とマッスル大鎌が鉢合わせしたところに「普通の人々」の工作があって
金庫室に閉じ込められる。金庫室内に備え付けられた対エスパー犯罪
用ECM装置のために超能力が使えない状態でどうやって脱出する
のか?という話。

 アバンで懸案事項 666号のネタが出てくるのは良いんですけど、何故
あそこまでギャグ&パロディ満載にしなくちゃならないんでしょうか?
桐壺局長はいきなりジェイデッカーだし、蕾見監理官の皆本への
セクハラは酷いし。他にも本編中のチルドレンの名乗りシーンがゴールド
絡みのパロディだらけ(*1)だし、キャラクターの芝居が絵にしろ声にしろ
すごく大袈裟で(悪い意味で)あまりにもマンガちっくなシーンの連続
には、面白味より見苦しさを感じるんですが。

 背景キャラがいちいち細かい小芝居してたりで、嫌な予感がしていたん
ですが案の定、EDテロップにワタナベシンイチの名が。・・・っていうか、
本編のモブキャラとしてナベシン本人が出てきてるし・・・・(鬱)。コミカル
な動きを見せる演出部分はともかくとして、演出家本人のカメオ(?)出演
を面白いと思ってる人ってどれくらい居るんでしょうか(*2)? 

 チルドレンに力を貸して何とか脱出できたドサクサに紛れて、金庫室に
あった金塊のいくつかをちゃっかり貰って引き上げようとするマッスルと
澪なんですが、澪の捨て台詞が途中で切れてます。
 一応テレポートで消える間際だからという説明も可能ですが、切られた
台詞はやはり“日曜朝の番組”的に不適切と判断されたんでしょうかね。

澪が初登場の回の置き手紙も、その辺りの表現が(原作から)微妙に
改変してあったし。

 銀行の騒動が一段落して、澪を陰ながら見守っていた兵部少佐の前
に蕾見監理官が立ちふさがり、エスパー同士の戦闘が始まるんですが、
前半に比べてシリアスさとかスピードとか、もう別の番組か?ってくらい
・・・・は言い過ぎとしても、とにかく違いすぎ(苦笑)。もう少し、このノリ
が普段からあってもいいと思うんですけどね。

 ササッと通して観た1回目には気がつかなかったんですが、編集を
済ませて改めて見返してみると、OP/EDともに、さらに手直しが入って
ますね。OPはB.A.B.E.L.側のキャラたちが連続して出てくるシーンで、
小鹿圭子一曹と末摘花枝一曹のカットが短くなってましたし、EDの皆本
の手のカットが差し替わってました。
 
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:葵がゴールドライタンで、紫穂が黄金バット、薫がゴルドラン・・・かな?「ハヤテ」
    の頃からそういう傾向はあったけれど、ここまであからさまなパロディって問題
    ないんでしょうか?
  *2:たとえナベシン本人がやらせてるのではなく(悪ノリした)スタッフが勝手にやって
    いるだけだったとしても。