機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

男子禁制

2008年12月07日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第36話。ナオミと、彼女が通っている高校の
美術教師、真珠ルリ子との妖しい関係を疑った谷崎の要請で、彼女たち
の行動を監視するチルドレンたち。休日の「デート」から学校の美術室
まで、あらゆる場面での“思わせ振り”な言動のあげく鍵をかけた部屋で
やっていたことは実は・・・という話。初の完全アニメオリジナル(*1)。

 先生が美術教師であることとか、前回の予告とかでは判らなかった
部分が判った時点である程度ストーリーは先が読めて、実際ほぼその
通りだったんですが、先生の“スランプ”の原因を探るのが目的なら、
サイコキノのナオミがやるより、サイコメトラーとかテレパスがやるべき
なのでは?と思ってしまうんですが。
 「ナオミと学校の女性教師との妖しい関係を匂わせる(でも実は違う)」
という、書きたいストーリーの骨格部分が根底にあったにせよ、そこに
絡んでくるエスパー犯罪(?)とかその結末(*2)とか、“肉付け”の部分が
ちょっと弱い気がします。いつだったか、薫の母&姉にストーキング
して、拉致したあげく撮影会を開いて薫の私刑を喰らったエスパー並み
の「つけ足し感」が。
 あといくら事件がなくて暇だからって、局長やら直属の実行部隊やら、
メガネのオペレータやらが出張ってきていて、大袈裟すぎるような気が。
B.A.B.E.L.が全面協力するような事件でもないだろうに、とか思うん
ですが。

 事件が解決してナオミをモデルにした絵も完成した後、友達と帰ろうと
するナオミに向けたルリ子のモノローグを聞くと、ルリ子の方は“本物”
だったみたいで。それを解かったうえで観返してみると、あちらこちらに
それっぽい描写が散りばめられてるのが判って、それはそれでけっこう
面白かったですが。
 それにしてもナオミ&谷崎の関係って、ものすごくパターン化されて
しまっていて、少々もったいない気がしますな。今回も、先生に谷崎主任
のことを聞かれて「すごくいい人ですよ 私が小さい頃からきちんと躾て
育ててくれたし・・・・云々」と返したりしているのに。
 一度くらい、そうじゃないナオミ&谷崎の日常って見てみたい気が
します。原作でもその辺りはきちんと描いてないと思う(*3)ので、それこそ
アニメオリジナルとかで。


 ところで。今回登場した井上喜久子さんのアフレコ現場の話が、原作
者ブログで掲げられていたのが11月7日で、「先日のこと」としている
のでそこから数日前の話とすると、まあざっくり計算してアフレコから
放映までがちょうど一ヶ月(+α)ぐらいってことなんですな。
 ということは今ごろはもう、第40話ぐらいまではアフレコが進んでいる
ということになるんでしょうかね。
 次回はいよいよブラックファントムが登場。てっきり第4四半期に
入ってからと思ってたんですが、ちょっと前倒し気味というところで。
 薫の新しい能力がどうアニメートされるのかとか、ブラックファントム
やバレットの声が誰かとか気になるところです。「強制開放」は再来週
くらいかも知れんけど。
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  *1:ダブルフェイスとチルドレンの会話とか、原作4コマ(もしくは単行本オマケ)漫画
    ネタが一部に含まれてはいますが、まあ、根幹部分を含め大部分がってことで。
  *2:「他人に自動書記をさせる能力を持つレベル5のエスパー」ってベース能力は
    サイコキノ? それにしてもこのエスパー、どういう根拠で逮捕されるんですかね。
    「超能力不正使用」は当然として、「ストーカー防止法違反」とか?
  *3:単行本オマケマンガで、ナオミのことを真剣に考えている谷崎とか出てくるのが
    あるにはあるし、個人的には完全に単行本でしか読まない人間なので、未単行本
    化の雑誌連載分で既に描かれている可能性もなくはないが。



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