機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

胡蝶之夢

2008年12月21日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第38話。写真をトリガーにして相手を夢の世界
に閉じ込める合成能力者の仕業で、皆本が悪夢(未来のエスパー対
ノーマルの戦争を回避するためのシミュレーション)を見続ける。犯人が
“ドリームメイカー”というコードネームを持った元B.A.B.E.L.の特務
エスパー候補生で、今はパンドラに属している黒巻節子だと判明して、
彼女の確保と皆本の回復を図ろうとするが・・・・という話。

 前回がバレットを“解放”して、皆本が薫を“女王”にし、予知された
カタストロフィを引き起こす手助けを(結果的に)していると兵部に指摘
される時点までという、非常に中途半端なところで終っていて「???」
だったんですが、今回アバンでその続きが描かれてたり、パンドラの
面々が大統領の“警護”を終えて引き揚げる際のひとネタとか黒巻の
逃亡を手助けするとか、黒巻を捕まえるためにヒュプノを使った囮作戦
を展開するB.A.B.E.L.とか、原作にはない部分がかなり盛り込まれて
ます。
 その所為なのか何なのか、今回も中途半端なところで「引き」になって
ます。いや原作連載でも一応、回と回の区切りの部分ではあるんです
けどね。

 ところで、囮作戦に引っ掛かって桐壷局長たちに追い詰められた黒巻
(後々、仲間の援護で逃げるけど)が、ふて腐れて「・・・で? カラクリ
は?」と聞くのに対して、不二子がそれを素直に教える必要はないと思う
んですけど、どうなんでしょうかね。
 というか、黒巻が聞くことがどうにも変な気がします。桐壷たちに
捕まってしまって動揺している黒巻に、不二子が得意気に(?)種明かし
をする。それに対してふてくされる黒巻、という方が、まだ自然な感じ
がするんですが。

 あといくらテレパスとヒュプノの、二人がかりでの複合技とはいえ、
同じ精神感応系の黒巻が簡単に引っ掛かるのはどうかとも思ったり。
特に紫穂が、今回のエピソード(*1)で黒巻の技は「同じ精神感応系
だから効きにくい」って言ってるので尚更に。

 原作とのエピソードの順列の違いから、本来出てこないはずの不二子
がいたりするため、黒巻の技を喰らって残りの尺の殆んどを寝て過ごす
はめに遭ってる辺りは、展開に関与しないように動きを封じる、作劇上の
必要があったんだろうな(*2)と思いつつも、不二子もそれなりに高超度の
はずなのに、あっさりとやられてるのには納得いかなかったり。
 事前情報で不二子の実力は知っていたから、いきなり最大深度で催眠
をかけたとか? でもそれだったら超度7のチルドレンも同様だと思うん
ですが、子供ってことで甘く見たとか?


  
「絶対可憐チルドレン」原作コミック第15巻。この巻で“小学生編”も
終了。
 前巻の【パティ編】の続きから始まる訳ですが、パンドラがコピーした
ブースターを付けて、パンドラの面々のパワーを上乗せして“強制解放”
をすると、出てくる翼は天使のじゃなくて悪魔のになるんですな。
 天使の翼で感じたことですが、コミックだとそんなに気にならないのに、
動きのあるアニメになると途端に陳腐な感じになってしまうのは何なん
でしょうかね?

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  *1:アニメでは次回「夢幻泡影」にならないと出てこないシチュエーションですが。
  *2:「歴代最強」とか「いろいろな謎を知ってる」という設定が邪魔で(笑)、物語序盤
    で石化させられた シズル=ヴィオーラ&ミユ@舞-乙HiME Zwei を思い出して
    しまったり。


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