機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

またひとり哀・戦士が・・・

2006年08月10日 | ガンダム
どうもです。

 明日以降の準備も一段落して、暇つぶし気味にネット巡回
などをしていたら、とんでもない情報が。

 声優の鈴置洋孝さんが肺がんのため、亡くなったそうです。
いろいろな役をされていたと思いますが、ここ的には、やはり
ブライト艦長でしょうか。27年間アニメやゲームで常に
主要キャラとして登場し続けていて、この春の新訳Ζでも
ブライト役で出演されてました。もしかして、これが遺作と
なるんでしょうか?

 今後、例えば『逆襲のシャア』のリメイクであるとか、『閃光の
ハサウェイ』の映像化であるとか、ブライトが重要な位置に
存在するエピソードもあって、新訳Ζ第三部のセイラさんの
ような「裏技」も使う訳にもいかない(台詞の量が違いすぎる)
だろうことを考えると、この辺りの映像化自体に、ハードルが
ひとつ出来てしまったようなものでしょうか。


 心からご冥福をお祈りします。


0806C●9-4 .564 ② 5.5
0808B●4-1 .568 ② 5.0
0809B●5-1 .573 ② 5.0


映画の日 4/4

2006年08月06日 | 映画
どうもです。
 ちょっと間が開きましたが先日見てきた映画、ラストいきます。

■日本沈没 ○
 小松左京原作の、これまた何度も映像化された、有名な小説
の映画化。ストーリーについては説明の必要はないかと思い
ますが、最新のVFX映像によって崩壊していく日本列島や、
地震科学、海洋調査船舶など、最新のものを加味したアップ
デートが図られてます。主人公が阪神・淡路大震災の体験者
だったり。

 基本的には面白かったです。ただ、かなり露骨に「泣かせ」に
かかってる演出部分があって、多少なりともそれに乗せられて
しまう(*1)自分がちょっと悔しかったりしますが(笑)。
 特に結城(及川光博)の最期のシーンとか、小野寺(草なぎ剛)
が最後の手段を決意した時、断腸の思いでそれを認める田所
(豊川悦司)とか、全てが終わって、臨時政府が設置された
輸送艦「しもきた」から全日本人に向けたメッセージを送る鷹森
危機管理担当大臣(大地真央)とか。
 あと、物語前半で舞台からは退場しますけど、日本が沈没する
に際して、一国の宰相としてではなく、一人の日本人として
どうしたいかを鷹森に吐露して、避難民受け入れに関する外交
交渉のため中国へ向かう山本首相(石坂浩二)とか(*2)。
 主人公の二人(草なぎ&柴咲コウ)よりも、周りのキャラクター
に、より共感を覚えてしまうのは、単なるへそ曲がりではないとは
思うんですが、どうなんでしょうかね。

 ただ不満に思う部分がない訳でもなくて。

 列島崩壊を食い止めるため行なわれたD3作戦の最終局面、
結城の時と小野寺の時、まったく同じタイミングで海底乱泥流が
起きるのはどうかと思うんですが。も少し違うシチュエーション
を用意してもよかったんじゃないかと。

 また、避難途中に道路が寸断され、周りに何もない状態で
孤立してしまった「ひょっとこ」の面々(*3)が救助される際、
ヘリから降りてくる一番手が玲子なのはどうなんだろうかと。
 いや、そのシチュエーション自体が悪いとは言いませんが、
そこに美咲たちが(全員揃って)いることが初めから判っていた
ような喜びようで、ちょっと違和感を感じました。
 連絡も取れず安否が確認できない状況であれば、土砂崩れ
に巻き込まれて既に死んでしまっているかも知れないという
認識で、とりあえず生き残っている人達のところに救助に駆け
つけてみれば、半ば諦めていた美咲たちだった、みたいな
展開とかなら、それほど違和感を感じなかったように思うん
ですが。

 現時点では、DVDを買おうというところまで気持ちが入っては
いないですが、お店で見かけたときの経済状況とノリ次第では
買ってしまうかも。

 最後に、判る人にはネタバレになりそうな小ネタを一発。

   アンドロメダで駄目だったら、
          ヤマトが行くしかないよね!


・・・ということで。


0805C●11-7 .559 ② 5.5
////////////////////////////////////////////////////
  *1:周囲の、他の観客(特に女性)はモロに乗せられたみたいで、物語後半
    以降、劇場のあちこちから鼻をすする音が響くこと響くこと(笑)。
    こちらは、それを聞いて「・・・ヤバイヤバイ」と気を引き締める(笑)ことが
    できるんですけど。
  *2:この山本首相のビジュアルが、ちょい長め、縮れ気味での半白髪で、小泉
    首相を意識しているのかな、とちょっと思いました。
  *3:玲子(柴咲)の実家のもんじゃ焼き屋を営む玲子の叔母(吉田日出子)や
    常連客(六平直政ほか)、玲子と小野寺を結びつけるきっかけとなった
    罹災孤児・倉木美咲など。


映画の日 3/4

2006年08月05日 | 映画
■ゲド戦記 ○

 宮崎悟郎・第一回監督作品(笑)。読んだことがないので、原作
とのイメージなどの差異とかはまったく判りませんが、ネット
でのレビューとか見ている分には、原作ファンほど良い評価を
してないような気がします。まあそれはどの原作付き作品にも
大なり小なり言えることではありますが。
 『もののけ姫』に展開が似てなくもないかなァ、と思う(*1)くらい
で、まあ、ネットで囁かれてるほどには酷くなかったんではない
かと。といっても“良くも悪くもジブリアニメ”という評価の範囲内
での話ではありますが。

 「第一回」と銘打った以上、第二回(以降)もあるんだろうとは
思います(*2)が、今後はどうするんでしょうかね? お父さんと
違って自前のコンテンツがある訳ではない(*3)し、どこかから
原作を用意してこないと難しい気がするんですが(*4)。
 まあ、とりあえずは『ゲド戦記』の残りをするのかも知れません
が、第二回以降も一応観てもいいかな、ぐらいには思いました。 

0802G○3-2 .549 ② 6.0
0803G●5-1 .554 ② 6.0(*5)
////////////////////////////////////////////////////
  *1:今回エンドロールを観ていて「???」だったのが、「原案:宮崎駿『シュナ
    の旅』」とあったこと。ル=グウィンの原作を脚色する際に『シュナの旅』の
    要素も盛り込んだということでしょうか。確か『もののけ姫』も『シュナの旅』
    がベースにあったと記憶してるんですが。
  *2:年末に防衛戦を予定しているから、無理繰りにタイトルを取らせて、非難
    の嵐でもタイトルの返上をする訳にもいかないくなってる“浪花の闘拳”クン
    を髣髴とさせるといったらこの時節柄、不穏当に過ぎるだろうか?
  *3:例えば『ナウシカ』とかエピソードの大部分が手付かずで、今後これを
    映像化という流れもなくはないとは思うけど、お父さんの方が許しそうに
    ない気も。少なくとも生きているうちは。
  *4:聞いた話によると、ル=グウィン氏には「宮崎駿監督で映像化」という条件で
    映像化権を取得したらしいんだけど、それを息子の悟郎氏が監督しちゃった
    ら、問題あるんじゃないのかなァ。

  *5:なんでここまで中日に勝ち負けを合わせるかなァ・・・(嘆息)。


なぜアリンコ?

2006年08月03日 | HiME

 いくら同じバンダイビジュアルから発売される作品だからとは
いえ、何故に『ゼーガペイン』DVDのCMを、『舞-乙HiME』の
アリカがやるんだ?

 まさかとは思うが、舞浜サーバーと舞HiMEとを掛けたのか?

 こういう事するくらいなら、何故に『舞-乙HiME』DVD4巻以降
のCMを作ってくれなかったんだろうか?
 クルクル回るアリカは毎回同じ絵で、特典映像のダイジェスト
をインサートするだけだし、内容説明の新録に菊地美香を
呼んでくれば済む話だと思うんだが。
 というか、そろそろOVAの情報が少しぐらい出てきてくれても
良さそうなものなんだが。

 まあ、現在進行形でレギュラー出演しているアニメ作品もある
し、当の菊地美香のスケジュールが確保できなかった可能性は
大いにあるんだけど。
 近々初めてのソロCDリリースということもあって、その手の
雑誌を拾い読みしていると結構インタビュー記事が載ってたり
するし。


 それにしても、『ゼーガペイン』で結構重い話が終わった直後、
アリンコのCMが入った途端に、某掲示板の実況スレッドが重く
なった(もしくはサーバーが落ちた?)とか。その瞬間、件の実況
スレは見ていなかった(無論アニメの方を観ていた)のだが、後に
なってレスとか読み返してみると、CM直後しばらくは、誰も本編
の余韻に浸りもせずにアリカのことしか書き込んでないし(笑)。

 ・・・まあ、HDDレコーダーの録画データを編集・抽出ダビング
して保存してしまった私にとやかく言われる筋合いはないだろう
けど(苦笑)。


映画の日 2/4

2006年08月02日 | 映画
どうもです。引き続き映画ネタです。

■ブレイブストーリー ○
 宮部みゆき原作のアニメ映画化。主人公ワタルは、廃ビルを
探検中に異世界へと通じる扉を見つける。その扉の向こうの
世界には、一度だけどんな願いでも叶えてくれる女神がいる。
その女神の許へ行くにはその世界「幻界(ヴィジョン)」のあちこち
に散った5つの宝玉を揃えなければならず、さまざまな冒険の末、
宝玉を手に入れたが、同時に幻界破滅の危機に直面したワタル
が願ったことは・・・、という、ある種王道的なRPGゲームにでも
なりそうなストーリー。

 扉の存在をワタルに教え、自身も運命を変えたいと望んで幻界
に飛び込んだ同級生ミツルは、自分とは関わりの薄い幻界に
何の思い入れもなく、宝玉を集めることと引き換えに世界を破滅
に向かわせてしまうことになっても、まったく意に介しません。
 この辺り、冒険の中で仲間を増やしていくワタルとは真逆の
存在となってます。そうなった以上、ストーリーの展開としても
ミツルがその願いを叶えることはできない訳ですが・・・。

 ラストでワタルが本来望んでいたことが叶えられているのは
いいとして、ミツルたちが何事もなく出てくるというのは、かなり
“ちゃぶ台返し”っぽい気がしなくもないです。

運命の女神はワタルを試した、ということでしょうかね?


 全体的にエピソードを省略しているのか、展開に唐突な部分も
あって、ミーナやキ・キーマ、カッツたちとの交歓のシーンが
少なく感じたりも。特にキ・キーマは、ワタルが幻界に来て初めて
出会った人間(ヒト種ではないけど、コミュニケーションを可能に
する知性を持ってるものという意味で)ですから、もう少し活躍
してもよかったんじゃないかと思います。

 ・・・いや、声の配役が大泉洋だからという訳ではないですよ?

 ところでワタル役の松たか子、芝居そのものは子供らしい
雰囲気は出てるとは思うんですが、いかんせん声質が男の子
っぽくなくて、ミスキャストとまでは言いませんが、ちょっと損して
いる感じです。

 あと、声優ネタで小ネタをひとつ。システィーナ聖堂の大司教
ダイモンの「中の人」のせいで、ワタルが納谷悟郎の声で
「ミーナとキ・キーマを探していてとんでもないものを見つけて
しまった。どうしよう」と途方に暮れている(フリをする)絵が
浮かんできて仕方がありませんでした。