機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

映画の日 1/4

2006年08月01日 | 映画
どうもです。

 今月も行ってきました。といっても、いつも行ってるシネコンへ
は直行せずに、まずは新宿へ。というのも『時をかける少女』
がこの近辺ではテアトル新宿1館のみの上映だったからで。

■時をかける少女 ◎
 筒井康隆の、もはや説明も不要なぐらいに有名な原作小説の
(初の?)アニメ映画化。舞台は21世紀、現代の東京に移して
ありますが、原作主人公、芳山和子が今作主人公、紺野真琴
の叔母として登場するなど、直接の続編といった趣です。

 タイムリープそのものの設定が原作とは違って、真琴個人の
形質(和子との血縁による遺伝的なものとか)ではなく、真琴も
変に悩んだり原因を追求するとかではなく、積極的に、というか
かなり安直に能力を使ってしまう。その辺りの描写は、かなり
コメディというよりむしろギャグな感じで、真琴の「愛すべき莫迦」
なキャラクターを印象づけてます。
 安易に能力を使いすぎたために、本当にやり直さないと取り返し
のつかない事態に陥った時に能力が使えなくなってしまった真琴
を救ったのは・・・、というところで、再び前作との繋がりが出て
きます。この辺り、前作とは若干設定が違うかも知れませんが、
まあ、いろいろな状況が、それこそ和子や真琴が変えてしまった
数だけあっても不思議ではないし。

 使えなくなっていた能力が1回だけ使えるようになった理由が
ちょっと反則っぽいですが、本当に救いたい人のために、本当に
やり直したいことのために、最初で最後のタイムリープに挑む
真琴。ホント、いいキャラです。
 元々の原作の魅力を殺さず、巧く現代風に脚色して独自の魅力
を上乗せした、上質の青春ストーリではないかと。
 

 とりあえず不満があるとしたら、芳山和子役の声優が原田知世
ではなかった点ぐらいですかね。作品的にも監督的にも繋がり
がない訳じゃないんだし(*1)、不可能なキャスティングでは
なかったと思うんですけど、あえて避けたのかなァ・・・。


0729S○6-7 .561 ② 5.5
0730S△2-2 .561 ② 6.0(*2)
0801G○4-2 .556 ② 6.0
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  *1:監督の細田守氏が演出を担当した『おじゃ魔女どれみドッカ~ン』第40話
    で、どれみに魔女として生きることの苦悩を示す元・魔女、佐倉未来役
    として原田知世がゲスト出演している。
  *2:中日が勝ってる時には引き分けて、中日が負けた日には負けですか。
    地味に地味に引き離されていくなァ・・・orz