車に乗って浜岡原子力館に車を走らせていると、その付近が白く霞がかかっているように見えた。
浜岡砂丘に車を停めて、砂丘へと歩いて行く。
砂の坂は、砂が柔らかくて靴が砂の中に埋もれて靴の中に砂が入ってくる。
もしかしたら、この柔らかい砂が霞の正体なのだろうか。
浜岡砂丘に立ち、右側を見ると幾つもの風力発電用の風車が回っていた。
ここは風が強いから、風車も良く回る。
澄んだ海は、岸辺に打ち付ける白波が大きくてとても綺麗だった。
海のすぐそば、左側に見えるのが浜岡原子力発電所。
6月26日 中部電力の社長は、浜岡原子力発電所の再稼働の意向を発言した。
浜岡原子力館を見学して、津波対策等をしていることを知った。
南海トラフ地震はすぐ来るかもしれないし、すぐには来ないかもしれない。
津波や地震で浜岡原発は福島原発のようになるかもしれないし、ならないかもしれない。
それは不確定な未来。
浜岡砂丘から浜岡原発を見ていて、不確定な未来ではあるけれど、もし日本の原発が今すぐテロや他国に狙われたとしたら、100%防ぐことが出来ないということだけは素人の私でもわかる。
それだけ原発の守りが脆弱だと言うこと。
「福島原発の真実 最高幹部の独白」今西 憲之+週刊朝日取材班の中で、
幹部がこう述べている。
一方で、アメリカ政府は当時、フクイチの半径50マイル(約80キロ)圏内の自国民に対して避難勧告を出していた。
チェルノブイリ原発事故では、国際原子力機関(IAEA)の報告によると、旧ソ連の汚染地域は約14万5千平方キロメートルで、約300キロ離れた地域でも高いレベルの汚染があったことがわかっている。
フクイチで爆発が相次ぎ、最悪の場合は青森から関東まで人が住めなくなるのではないかと漠然と思っていた。
*福島原発事故は終わってはいない。
そして浜岡で事故が起こったら、浜岡から名古屋までは約160K。
何かが起こった時には…対岸の火事ではない。
海は命を生み出し、すべてを無に帰す力がある