市村清ストーリーから一部抜粋と要約
清の祖父は、学業優秀だった孫を進学させるために、お金を工面して牛を購入し清に与えます。牛を育てて子供を産ませ、その牛を売れば中学校の学費ができるだろうと見越しての事です。清はお小遣いを牛のエサ代に使い、牛を大切に育てました。
しかし、子供が産めそうになった時期に、税金滞納の為に執達吏が牛を連れていきます。
清は、せっかく大切に育てた牛を連れていかれるのが嫌で必死に抵抗しますが、諦めるしかありませんでした。
清はこの一件をきっかけに、納得がいかない時は権力や金力に対して徹底的な犯行を試みて譲らないようになりました。
『世の中の多くの人は金さえあればというけれど、どんな場合でも一番大切なのは信用である。金を貯めようとすると非常に骨が折れるが、信用を得るには一生懸命やればよい。そうすれば、金はひとりでについてくる。』これが清の信念であったそうです。
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子供の頃、貰い物のプリンを食べそこなった記憶がある。
家人から「プリン食べる?」と聞かれて
「食べない!」と私が答えたそうだ。
でも私は記憶がない。
たぶん寝ぼけていて、そう答えたのだろう。
食い損ねた。
食べ物の恨みは恐ろしい。
何十年経っても覚えている。
牛を連れていかれた清の気持ち・・・
違うかもしれないけれど、
「くっそー。今まで大切に育ててきたのに、どうしてなんだー」って感じかな・・・
本題は、信用が一番大事ってことよ。