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映画ハゲタカ

2009年06月10日 | 映画
テレビ版では銀行員時代に人を死に追いやり、その苦悩を抱えながらも天才ファンドマネジャーとして企業買収をしていく主人公の鷲津政彦。
日本のマーケットに絶望し、マーケットから一時離れていた男が、日本の企業を救うために帰ってきた。
劉一華との戦いで怒りを表しても、勝利した時には微笑みも見せずにクールな表情を保ち続ける男。
アカマ自動車役員の芝野から「これからどうするんだ」と問われ「資本主義社会の焼け野原を見に行く」と答えた男。
映画が終わるぐらいになって、この男はこの先どこへ向かっているのだろうと、ふと疑問に思ってしまった。

一見冷酷で合理主義者で世間は彼の事をハゲタカと蔑んでいるけれど、本当は情がある人。
敵である劉一華が鷲津の留守電にメッセージを残すシーンで、心配して電話をかけなおす所にもいい人が滲み出ている。
そういった鷲津政彦の意外性が好きなのよね。


それにしても中尾彬さんの演じる飯島良介は濃い味が出ているなあ。

アカマ自動車の派遣社員守山は、労働争議をする時は自分が会社をクビになるぐらいの覚悟を持たないと物事は動かない。
そして信念があるなら400万円のお金を拾うべきではなかった。
その400万で自分を見捨てたアカマ自動車の新車を買うのもどうかと思うけど。

アカマ自動車役員の芝野が社長に進言した「こんな時代だからこそ夢や希望を語るリーダーが必要なんです」という言葉、いったいどのくらいの経営者がそれを実行しているのだろうか。

「ハゲタカ」
http://www.hagetaka-movie.jp/index.html

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