政府も東電も消防署の職員も自衛隊員も皆が一丸となって原発事故に取り組んでいる。
そんな中で福岡市の消防署の職員が、活動中に被曝してしまった。
健康に影響を与えるほどではないというけれど、また被災地へ行きたいと話していた。
そういう人もいる一方で、菅首相が自民党の谷垣総裁に原発問題担当相を依頼したのに連立と同じという理由から拒否して政治家としての使命を果たさない人もいる。
今必要なのは自分が被曝して命を落とすことになろうとも、自分の愛する家族や国民を守るために自分でも何かが出来ると思う人間だと思う。
戦時中は日本国の為に自分の命をささげる人達が大勢いた。
それよりも前の戦国時代には何のためらいもなく腹を切る武士もいた。
現代の私達にもそのDNAは受け継がれている。
だったらこんな時でさえ利権を考える政治家よりは、民間の優秀な人達に全権限を持たせて指揮してもらった方が国民の為になるだろう。
日本の科学技術は素晴らしいものがある。
ノーベル科学賞を受賞した日本人も多い。
私は以前からロボットに注目しているけれど、ロボットだったら被曝の恐れもなく活動できる。
ロボットコンテストを見ているとうまい具合にモノを運んでいるし、双腕ロボットはうちわのような細いものまで持っているし、二足歩行ロボットは回転までできる。
日本にはたくさんの知能と技術をもった優秀な人材が集まっている。
そういった方達が意見を出し合い協力すれば、何か解決策が出てくるかもしれない。
こうしている間にも核燃料プールに懸命に放水作業が行われている。
素人だから水以外にも氷を使ってみたり、液体窒素を使ってみたりする方法はないのだろうかと思ってしまう。
また中性子を、強力な磁石でひきつける方法はないのだろうかと、ない頭でいろいろ考えてしまう。
無力な私はテレビを見ながらひたすら成功を祈るだけ。