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今回は「夏なので、涼みに穴(石丁場・石切り場の廃墟)へ行こう」と言う事になりました。
藪漕ぎは、慣れていますが、苧ムで、落ち葉がフサフサの地面に足を捕られながら、湯を跨いだり潜ったりして斜面を上がって行くのも中々シンドイものがあります。
今はこんな貞Mですが、当時は切った石を運搬していたわけですから、開けていたのでしょう。
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しばらく進むと、苧ムの間から巨大な岩の姿が見えました。
近づいて行くと、岩を綺麗に長方形に切った痕が見られ、幾つか穴が開いています。
穴の奥は真っ暗な様子で、入口から蒸気がユラユラ出ています、それを見て、不思議と言うかこわい感じがしました。
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大きな穴があり、奥は真っ暗で、蒸気がモヤ~っと出ていて、何だか浮「。
1606年頃、江戸城の拡張・増築工事で、城郭、道路整備、河川工事等で、神奈川や伊豆半島から石を切り出しました。
当該現場は、伊豆なので、有名な「伊豆石(安山岩・凝灰岩)」です。
勿論、伊豆石は、江戸城の建設だけでなく、神社やお寺、蔵、洋館、歩道等にも使用されています。
採掘方法ですが、掘り下げて行く平場掘りと横に掘って行く垣根掘り他があるそうです。
しかしいくら軟質だと言っても手掘りの時代は、ツルハシですから、考えただけで気が遠くなります。
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出入口を入ると、土砂崩れが起きています。
この急な坂を転げ落ちながら、下に下ります。
戻ってこれるのか心配になりましたが、今日は同業者がいるので、まあ大丈夫でしょう。
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下から見上げてみます。巨大です。
そして、いよいよ本当の出入り口があるのですが、崩れていて、非常に狭い隙間を這って入ります。
軽い地震でも塞がってしまう様な危険な状態で、あといつまで持つのかと言った感じです。
先程よりも増して、戻ってこれるのかと心配になりましたが、今日は連れもいるので、まあ大丈夫でしょう。
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やっと這い出ました。
両側が石積になっていて、あたかも通路の様です。
結構崩れています。
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この石垣は、丁寧に積んでありますね。さすが石職人。
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空間が広くなりました。
石柱があります。
ん?番号が書いてあります。部屋番号でしょうか?
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四角い小さな部屋があります。
奥に床の間があります。
道具置き場だったのかもしれません。
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石垣で出来た舞台があります。
何かの残骸がありますね、何でしょう?
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