廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

2016-06-12 22:54:00 | 廃墟B
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 特攻基地から二百メートル程下りた場所に特攻艇震洋の格納壕跡がャcンと一つ残っている。
 私有地なので、道に鎖が鰍ッてあり、萩原さんに断って入らせてもらった。
 「特攻基地関係の穴だよ、特攻ボートを隠して置く穴、ベニヤ板のね(笑)(板張りのボート)」とおっしゃっていた。




 雑草が生い茂っているが、下からこの崖まで上がって来る道が残っている。
 道の土手が切り出した石で丁寧に組まれていた。

 左側に穴が開いている。

 ここに上がって来る前に地面がぬかるんだ場所があり、そこを跨ごうとした際、結構体格の良い赤い蟹が何匹か素早く石の下に潜った、撮影しようとしたが、石の下に潜ってしまい出て来なかった。

 萩原さん「猪がその蟹をバリバリ食べるよ」
 私「赤くて立派な蟹ですね、良い出汁が摂れそうですね」
 萩原さん「う~ん、猪が蟹を食べようとすると、石の下に潜るから、それを捕ろうと石組をみんな崩してしまうんだよね~。」
とのことだった。
 所変われば、こんなご苦労もあるのですね。




 良い雰囲気の穴だ。
 これは確かに典型的な震洋の格納壕だ。




 中は崩れていなく保存状態が良い。
 左の壁に凹みがある。




 神棚があったのかもしれない。




 入口は、尖った岩盤が崩落している..

 その先に石組があり、上に木が生え、成長している。




 丁寧に組んである。

 軍事利用された穴は、入口に態と邪魔な様に石組がされているので、入る前に壕だと察しが着く。




 格納壕が一つだけャcンとあるのも妙なので、周辺を少し探してみたが、他に見当たらない。

 そう言えば周辺住人の方が「他にも穴があったが、崩壊し始めたので埋め戻した。」と言っていたので、それらの穴も格納壕だったのかもしれない。


*特攻基地は殆ど水際に配置されていたのだが、この基地は海から離れた山間部にあるのが不思議だった。
 それから、特攻隊なのに、攻めて来られたら脱出する想定で、脱出用のトンネルを掘っていたと言うのも不思議だった。
 もしかしたら、上の立場の人達が居た基地だったのかもしれない。。
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