京都STAY ～紅葉の清水寺ライトアップ

前回の旅行では、地下鉄・市営バス１日券を使って、観光マップを見ながら移動。
そのおかげで、自分なりに楽な移動ルートを見出していました。

嵐山から清水寺に行くには、横移動で四条河原町へ行き、徒歩で八坂神社から清水寺へ。
帰りは来た道を戻って四条河原町、烏丸で電車を乗り換え京都駅へ戻る。
あの激混みの市営バスに乗るのはこりごりなので、電車だけで移動しようと思った訳です。

写真はありませんが、嵐電という路面電車のようなものに乗り、西院へ。
阪急電車への乗り換えは、終点の四条大宮の方が楽だということは、後で知りました。

ともあれ、ちょうど良い（と思っていた）時間に四条河原町に到着。

15時半頃の八坂神社の様子。
ここには留まる人が少なく、着物姿で写真を撮っている人が目立ちました。

神社から清水寺へ向かって歩くと、徐々に人が増えてきます。
ただ、昼と夜の観光客が入れ替わるタイミングなのか、そこまで混雑しているようには見えません。

日没にはまだ早いので、甘いものでも食べようと「音羽茶寮」へ。

窓からは京都市内が見渡せ、ちょうど太陽が雲間に隠れようとしているところでした。

京都らしいかなーと思い、生麩ぜんざいを注文。
名前のとおり、白玉の代わりに生麩が入っているだけでしたが、白玉よりもソフトな食感で美味しかったです。

外も薄暗くなってきたので、少し早いけど清水寺の境内に行ってみることにしました。

紅葉はいい感じ。
春の時のように、朝と夜の２回来れば良かったのかなー。

昼間の方が風情があって良かったのかも。
トロッコ列車から見た、あの美しい風景を思い出さずにはいられません。

奥の院に目をやると、既に人でいっぱい。
この先、風情だの何だの言ってられないカオスが待っています（^^;

現在、16時半。

もう、これでいいじゃん（笑）
どこかで、そんな風につぶやく自分がいます。

17時頃、日没。
こうなると、ここまで待ったのだから頑張ろう、という気持ちになるから不思議です。

春よりも混雑がひどくて、奥の院どころか、階段もスロープも人でギッチギチ。
日没になり、少し引いたところで様子を見ながら、ライトアップが始まるのを待つこと30分。
18時、一斉にスマホが頭上に掲げられ、液晶画面の光と共にシャッター音が鳴り響きました（笑）

ようやく前に出られて、撮ったのがこれ。
たぶん、誰が撮っても一緒（笑）

写真に撮ると、桜よりも紅葉の方が、派手さがあって雅な印象ですね。
とりあえず、春と秋のライトアップの両方を見るという願いは叶ったので満足です。
思い残すことのないように、写真を撮りまくって脱出。

もう、ライトアップはいいです（笑）
これからは、桜も紅葉も、太陽の下で植物本来の色を楽しもう。
大混雑の清水寺で、春と秋のライトアップを見て、撮った私の結論。

夜は雰囲気だけ楽しもう。

春と違って開始時間が1時間早いので、ライトアップを見終えてもまだ19時前。
気温もそれほど下がらず、歩くのが苦になりません。

賑やかな五条坂を外れ、三年坂、二年坂、ねねの道を通って八坂神社へ。

鳥居をくぐると、景色は古い町並みから現代へ。
来た時と同じように、四条河原町まで歩き、電車と地下鉄で京都駅へ戻ります。

今日は日帰りなので、京都駅で夕食を取り、新幹線の時間まで駅を散策。
またしても京都タワーに登り損ねました（涙）
やっぱり一泊すれば良かったかなー。

京都観光は回復傾向にあるものの、元の水準にはほど遠いと聞きます。
それでもあの混雑なのだから、元の水準に戻ったらもう足が向かないと思います。
今年、春と秋に京都に行きたかったのは、静かな京都を楽しめるのは今しかないと思ったから。
それは京都だけでなく、他の観光地にも同じことが言えそうです。

阿蘇とか、富士山とか。
いつまで続くか分かりませんが、今のうちにメジャーな観光地を訪れておきたいものです。