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11月に入り、理由は分からないけどコロナ感染者が激減。
広島駅には修学旅行の団体や、キャリーバッグを引く人の姿を多く見かけるようになりました。
人流が戻ってきたことを実感。
じゃ、私も。
ということで、京都へ行ってきました。
新幹線に乗るのは、春の旅行以来です。
今回の目的は2つ。
トロッコ列車に「ちゃんと乗る」ことと、清水寺の紅葉のライトアップを見ること。
清水寺は分かるとして、トロッコ列車はどういうこと?
新幹線で京都駅まで行き、山陰本線に乗り換えて、到着したのは「馬堀」。
ちょうど8ヶ月前にも、ここに降り立っていました。
この時は、JR嵯峨嵐山駅へ行こうとして乗り過ごしてしまい、引き返すために下車しました。
でも、今回は違いました。
ここからトロッコ列車に乗るためです^^
発着駅の「トロッコ亀岡駅」は、JR馬堀駅から徒歩10分のところにあります。
11時半出発なのに、10時半には到着してしまったので、コンビニで買い物して軽く腹ごしらえ。
出発時刻が近づいたところで駅に行ってみると、駅舎もホームも人で溢れかえっていました。
列車の予約をしたのは2週間前。
すでにトロッコ嵯峨駅からは満席でしたが、奇跡的に亀岡駅からの列車が1席だけ空いていました。
しかも窓側!
スッキリと晴れた青空の下、保津峡の景色が気持ちいいです。
春は、うっかりトロッコ保津峡駅で下車してしまい、この景色を見ることができませんでした。
さきほど「ちゃんと乗る」と書いたのは、こういうことなんですね(笑)
途中、保津峡駅に停車すると、大勢のカメラを構えたオジサンや女子が待ち構えていました。
紅葉のトンネルを走る列車を狙って、写真を撮りに来ているのでしょうか。
私が一人で降り立った時は、誰もいなくて秘境駅の風情がありましたが、それと比べると賑やかですね。
保津峡駅では降りる人も乗る人もなく、少し停車してすぐに出発。
嵐山に近づくと、進行方向の右側の景色の方が良くなります。
春に来た時は、まだ桜の開花前で感動も今一つでしたが、今回は紅葉がキレイで大満足。
光線の具合も良く、列車の中が橙色の光で包まれる光景が旅情を感じさせました。
嵐山に到着。
京都の紅葉は21日頃に見頃を迎えたそうで、旅行にはベストなタイミングだったかも。
せっかくなので、春に来た時には見ていない所へ行ってみることにしました。
まずは、トロッコ嵐山駅の近くにある「常寂光寺」から。
門の外からも紅葉が見えるので、周囲は写真を撮る人でいっぱい。
拝観料を払って中に入ると、外から見るのとは比べものにならないくらいの、見事な紅葉が見られました。
傾斜があって、下から見上げたり上から見下ろしたりと、色々な角度で紅葉が楽しめます。
苔の陰影もいい感じ。
後から思えば、ここの紅葉が一番キレイだったかも。
次は「大河内山荘」へ。
入山料が1000円と高めですが、お抹茶と菓子付だと思えば他とそれほど違いはありません。
庭園内はけっこう広いので、散策する前にちょっと休憩。
ここは人が少なくて、リラックスできますね。
控えめな甘さの落雁(らくがん)と、苦みのあるお抹茶が、ちょっとだけ疲れを癒してくれました。
紅葉はそれほど多くありませんが、地形を活かした造りの面白さがあります。
京都市内を見渡せる展望台からは、遠くに比叡山も見ることもできました。
春に来た時は時間がなくてスルーしたけど、桜の時期にも見ておけば良かったなぁ。
大河内山荘を出て、竹林を通って「天龍寺」へ。
ここは春にも入りましたが、広い庭園では様々な景色を楽しむことができます。
竹林の緑と黄色の紅葉が、何とも日本的。
春爛漫の景色とは、また違った風情がありますね。
紅葉は見頃を過ぎた感じでしたが、艶蕗(つわぶき)という植物の花が開花していました。
日陰でもよく育つことから、日本庭園では下草に使われることが多いそうです。
紅葉が終わって桜が咲くまでの間、お庭に彩りを添える役割もあるのでしょう。
場所によって紅葉の色づき具合はまちまち。
もしかすると、長く紅葉を楽しめるような工夫がなされているのかも知れませんね。
天龍寺を出てメイン通りへ。
13時を過ぎても飲食店は混雑していて、なかなかお昼ご飯にありつけません。
かと言って、店先で何か買って立ち食いするのも気が引けます。
とりあえず、渡月橋を渡って向こう岸へ。
渡ったところにリーズナブルなお蕎麦屋さんを見つけ、京都名物?の「にしんそば」をいただきました。
ようやくお昼ご飯も口にでき、疲れた足も少し回復。
春と秋、どちらの嵐山も観光することができたので、ここはもういいかな(笑)
14時半、まだまだ人足の途絶えない嵐山を後にして、清水寺へ移動しました。
(つづく)
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