朝は早く起きれず、昼は日差しが暑く、夜は用事があり・・・
そんな感じで終わってしまう休日。
アウトレットに行ったきりで、全くロドを動かしていません。
そんなネタ不足対策に、閉鎖した私のサイト「1/2THROTTLE」から、自動車学校に通っていた頃のお話を1つ。
「教習所の思い出」
私は就職してから免許を取りました。
本当は学生の頃に取りたかったのですが、当時の我が家は家計が苦しく、免許を取りたいなんて贅沢は言えなかったのです。
社会人になると、金銭面での問題は解決しましたが、その分、教習所に通う時間のやりくりに苦労しました。
学生なら1か月もあれば取れるところが、私の場合は仕事帰りと土曜日しか時間が取れないので、3か月くらいかかったと思います。
昔は「免許は年齢×1万円で取れる」と言われていましたが、私の場合は40万円くらいだったかなぁ(汗)
ローカルCMで「免許取るなら若いうち」というのがあったのを思い出しましたが、その通りですね。
時間が思うように取れないこともありますが、新しことを覚えること自体が難しくなってきますから(笑)
私の通った教習所は、その当時は市内で一番厳しいと言われていました。
指導員に警察OBが多いということは聞いていましたが、自動車の運転は自分の命に関わることだから、むしろ厳しいほうが良いだろうと思ってそこに決めた訳です。
第一段階・第二段階は、基礎を仕込んでもらう大切なステップ。
本当は、自分に合った指導員に継続して教えてもらえば良かったのですが、指名にこだわると思うように予約が取れません。
とにかく次の段階に進みたくて、空いている指導員ばかりを選んでいました。
でも、指導員が変わると教え方も微妙に違い、毎回初回でいつまで経っても達しません・・・というのは、ただの言い訳ですが(^^;
なかなか見極めがもらえず、補習を喰らいまくり、2回も修了検定に落ちてまた補習。
この時点で、料金に含まれていた補習の時間を、全て使い切ってしまいました。
その反省もあって、第三段階からはできるだけ同じ人を指名するようにしました。
私が選んだのは、褒め上手で教え上手の指導員(笑)
いつも笑顔で「大丈夫、できるできる」と励ましてくれたので、教習はスムーズに進み、無事に最後の見極めをもらうことができました。
こんなことなら、最初からこの指導員に教われば良かったと、つくづく思いました。
そして、このまま気持ちよく卒業検定・・・と行けば良かったのですが。
卒業検定の前日、ちょっと不安なコースがあったので、最後にもう一度練習をしておきたいと補習を申し込みました。
誰でもいいと思って指名をせずに予約すると、初めて見る年配の指導員が現れました。
明日が卒業検定なのでコースの1つを練習しておきたいのだと告げると、途端に顔つきが変わって不機嫌に。
乗り込んでからも、「そんなので見極めをもらっとんのか」とか「それで卒業検定を受けるつもりなんか」と、指導とは思えない言葉を浴びせます(汗)
こちらも段々と冷静さを失ってきて・・・。
何をしたのかは覚えていませんが、気づけば急ブレーキを踏まれ、ハザードの点滅する音だけが大きく響いていました。
ひとしきり怒られた後、私もブチ切れてまくし立て、その後は半泣きで運転しながら教習所に戻りました。
何てこったい、補習代を払ってこんなひどい仕打ちがあるか!
二度と戻ってくるもんか!
・・・前日にブチ切れたお陰でいい感じに気持ちがリセットされ、当日は余裕を持って検定に臨むことができました(笑)
そして、教習所に入って約3ヶ月。
やっとの思いで運転免許を取得したのでした。
なのに。
そんな思いまでして取った免許なのに。
私の運転免許証は「がんばった証」にしかなりませんでした。
そもそも、別に車を運転したかった訳ではなく、
「事件や災害が起きて、逃げる手段が車しかなかった時のために」
「パスポート以外の身分証明書の代わりに」
という程度の想いしかなかったんですよね(汗)
特に後者は、郵便局や役所での手続きなど、身分証明書が必要な場面で困ることが多かったので切実でした。
実際、車が必要ない生活環境では「高いお金を払って身分証明書を買うようなもの」という言い方をしていましたから。
かくして、苦労して取った運転免許証は高価な身分証明書として、長い間サイフの中に眠ることになるのです。
(おわり)
そんな感じで終わってしまう休日。
アウトレットに行ったきりで、全くロドを動かしていません。
そんなネタ不足対策に、閉鎖した私のサイト「1/2THROTTLE」から、自動車学校に通っていた頃のお話を1つ。
「教習所の思い出」
私は就職してから免許を取りました。
本当は学生の頃に取りたかったのですが、当時の我が家は家計が苦しく、免許を取りたいなんて贅沢は言えなかったのです。
社会人になると、金銭面での問題は解決しましたが、その分、教習所に通う時間のやりくりに苦労しました。
学生なら1か月もあれば取れるところが、私の場合は仕事帰りと土曜日しか時間が取れないので、3か月くらいかかったと思います。
昔は「免許は年齢×1万円で取れる」と言われていましたが、私の場合は40万円くらいだったかなぁ(汗)
ローカルCMで「免許取るなら若いうち」というのがあったのを思い出しましたが、その通りですね。
時間が思うように取れないこともありますが、新しことを覚えること自体が難しくなってきますから(笑)
私の通った教習所は、その当時は市内で一番厳しいと言われていました。
指導員に警察OBが多いということは聞いていましたが、自動車の運転は自分の命に関わることだから、むしろ厳しいほうが良いだろうと思ってそこに決めた訳です。
第一段階・第二段階は、基礎を仕込んでもらう大切なステップ。
本当は、自分に合った指導員に継続して教えてもらえば良かったのですが、指名にこだわると思うように予約が取れません。
とにかく次の段階に進みたくて、空いている指導員ばかりを選んでいました。
でも、指導員が変わると教え方も微妙に違い、毎回初回でいつまで経っても達しません・・・というのは、ただの言い訳ですが(^^;
なかなか見極めがもらえず、補習を喰らいまくり、2回も修了検定に落ちてまた補習。
この時点で、料金に含まれていた補習の時間を、全て使い切ってしまいました。
その反省もあって、第三段階からはできるだけ同じ人を指名するようにしました。
私が選んだのは、褒め上手で教え上手の指導員(笑)
いつも笑顔で「大丈夫、できるできる」と励ましてくれたので、教習はスムーズに進み、無事に最後の見極めをもらうことができました。
こんなことなら、最初からこの指導員に教われば良かったと、つくづく思いました。
そして、このまま気持ちよく卒業検定・・・と行けば良かったのですが。
卒業検定の前日、ちょっと不安なコースがあったので、最後にもう一度練習をしておきたいと補習を申し込みました。
誰でもいいと思って指名をせずに予約すると、初めて見る年配の指導員が現れました。
明日が卒業検定なのでコースの1つを練習しておきたいのだと告げると、途端に顔つきが変わって不機嫌に。
乗り込んでからも、「そんなので見極めをもらっとんのか」とか「それで卒業検定を受けるつもりなんか」と、指導とは思えない言葉を浴びせます(汗)
こちらも段々と冷静さを失ってきて・・・。
何をしたのかは覚えていませんが、気づけば急ブレーキを踏まれ、ハザードの点滅する音だけが大きく響いていました。
ひとしきり怒られた後、私もブチ切れてまくし立て、その後は半泣きで運転しながら教習所に戻りました。
何てこったい、補習代を払ってこんなひどい仕打ちがあるか!
二度と戻ってくるもんか!
・・・前日にブチ切れたお陰でいい感じに気持ちがリセットされ、当日は余裕を持って検定に臨むことができました(笑)
そして、教習所に入って約3ヶ月。
やっとの思いで運転免許を取得したのでした。
なのに。
そんな思いまでして取った免許なのに。
私の運転免許証は「がんばった証」にしかなりませんでした。
そもそも、別に車を運転したかった訳ではなく、
「事件や災害が起きて、逃げる手段が車しかなかった時のために」
「パスポート以外の身分証明書の代わりに」
という程度の想いしかなかったんですよね(汗)
特に後者は、郵便局や役所での手続きなど、身分証明書が必要な場面で困ることが多かったので切実でした。
実際、車が必要ない生活環境では「高いお金を払って身分証明書を買うようなもの」という言い方をしていましたから。
かくして、苦労して取った運転免許証は高価な身分証明書として、長い間サイフの中に眠ることになるのです。
(おわり)
拝読いたしました。
40年も前の話になりますが、僕も教習所では
苦労いたしました。
指導員の横柄な態度は腹立たしい限りでしたが、
ひたすら耐え忍ぶだけでした。
「ブチ切れてまくし立て」とは素晴らしい!
その勇気に心より敬服申し上げます。
そして「限定解除」がロードスターとのお話に繋がる。
まさにドラマですね!
共感していただけて嬉しいです。
ブチ切れた時には、たぶん
「こっちだって真剣にやってるのに、そんな言い方ないでしょ!」
みたいなことを言い放ったのではないかと笑
ホント、とにかく態度が悪い指導員でした。
今は「忌避指導員」を指定できる仕組みがあって、予約システムで空き予約をする際でも、特定の指導員だけ避けることができます。
人間なので、教え方が合う・合わないというのはありますからね。
仕事で車に乗ることがあるので、会社で年1回、運転講習を受けさせられます。
教習車がデカすぎて、スイッチターンや縦列では難儀します笑
もう二度と自動車学校には戻りたくないなーと、思います。