浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

新広島市民球場

2008年11月19日 | スポーツ

先日の広島出張の際に、新幹線の中から建設中の新広島市民球場が見えました。広島市のホームページに建設の様子が載っていますが、来年3月完成に向けて、仕上げに入ったという印象があります。

さて、その新広島市民球場について、最近色々な話題があります。例えば、命名権(ネーミングライツ)が地元自動車会社であるマツダに年間3億円の5年契約で決まりました。名称は「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」で、「Zoom-Zoom 」は自動車を表す擬音で、日本語でいうところの「ぶー、ぶー」というわけですね。そんなわけで、僕が勝手に考えた略称は「ぶースタ」なんですが・・・、誰も使わないでしょう。

さらに(旧)広島市民球場の一塁側ブルペンにあった「津田プレート」が新球場でもブルペンに設置されることになりました。津田恒美投手の魂は新しいスタジアムでも語り継がれるわけです。

まだまだ新広島市民球場を取り巻く話題はあるのですが、是非とも忘れないで欲しいのは、「たる募金」の存在です。建設費用の一部とはいえ、広島東洋カープを応援する不特定多数の人たちの心がこもった募金の存在を球場のどこかに形として残して欲しいものです。


ひのき舞台

2008年11月10日 | スポーツ

先週末に高校サッカー選手権の広島県大会準決勝を観戦してきました。

準決勝に残っていたのは、広島皆実、広島観音、瀬戸内、広島県工の4チームです。個人的には瀬戸内高校に進学して頑張っている教え子を応援したくて駆けつけました。

ただこの学年(高校3年生)は中学時代にトレセンでずっと関わってきたので、広島皆実にしても、広島観音にしても、中心選手の殆どは、僕がトレセンで指導した選手でした。そういう意味では選手の成長を目の前で見られて嬉しく思いました。

さて、結果は広島皆実と瀬戸内が決勝で対戦することになりました。広島皆実と広島観音はPK戦の末、広島皆実が勝ち上がりましたが、内容的にも広島皆実がずっと攻め込んでいたので、順当な結果と言えるでしょう。瀬戸内と広島県工は前半の15分間で瀬戸内が4得点し、結果的に5-1で勝ちました。(僕の教え子が得点してくれて、さらに嬉しかったです)

今年の広島県高校サッカーの下馬評では、広島皆実と瀬戸内が2強だと言われていたので、順当な組み合わせになりました。ただ広島皆実が何度も全国の舞台で戦っているのに比べ、瀬戸内はまだ全国大会に出場したことがありません。瀬戸内としては、このチャンスを生かして全国大会に出場することで、今後広島県での強豪の地位を確かなものにしたいはずです。

僕が立つことの出来なかった決勝の舞台に2年連続でピッチに立てる教え子を羨ましく思うと同時に、是非僕を全国大会の応援に連れて行って欲しいと思います。


考える力

2008年11月01日 | スポーツ

中学生のサッカーの指導をしていて、常々感じるのは、「考える力」を身につけることの難しさです。

僕が指導に携わっているチームは、Jリーグの下部組織でもなければ、セレクションをしてエリートを集めるチームでもない、普通の街クラブであり、少人数のチームなので正直なところ公式大会などでチームとして結果を残すことは難しい状況にあります。

もちろん選手は試合に勝ちたいと思って練習に取り組んでいるので、それに応えられるようにしたいと思っていますが・・・。

そこで、僕たち指導者が考えるのは、個人の力をどれだけ伸ばしてあげられるか、ということになります。その時に僕が身につけて欲しいと思うモノの一つが、「考える力」なのです。

僕が選手に関わることの出来るのは、中学生活の3年間だけですから、僕の考えだけを押し付けた選手にはしたくないのです。

ただ誤解してほしくないのは、「好き勝手」を認めるわけではありません。僕たちは「指導者」ですから、自分で考えて、自分で責任を持って行動できる選手になれるように導いていく責任があります。

決して、「選手が考えて、自分でやっているんだから、いいじゃないですか。」と言って、選手の間違った言動を叱ることの出来ない指導者にはなりたくないものです。


無謀

2008年10月29日 | スポーツ

広島カープの東出選手がFA宣言するかどうか迷っているらしいです。確かに今年の成績は及第点だと思うけど、自分の今までの成績を考えての発言なんだろうか?


 
所属球団
 

 

 

 

 







 

 

 



 

 

 

 

 



 
1999 広島東洋 78 267 233 25 53 5 1 0 60 7 8 2 18 1 14 1 34 5 .227
2000 広島東洋 119 485 429 62 112 18 2 3 143 28 17 6 22 3 29 2 87 7 .261
2001 広島東洋 140 637 545 82 143 22 5 5 190 35 26 9 49 4 35 4 84 8 .262
2002 広島東洋 107 437 377 41 90 7 1 1 102 17 12 8 35 2 20 3 44 5 .239
2003 広島東洋 47 92 82 8 12 0 0 0 12 1 3 0 6 0 4 0 11 3 .146
2004 広島東洋 76 85 75 17 18 0 1 1 23 3 5 1 5 0 4 1 18 1 .240
2005 広島東洋 39 75 67 8 14 2 0 1 19 3 2 3 3 0 5 0 16 2 .209
2006 広島東洋 138 550 504 57 142 10 1 0 154 23 11 18 14 2 27 3 60 7 .282
2007 広島東洋 132 516 458 57 123 12 0 0 135 15 13 4 22 2 33 1 55 3 .269
2008 広島東洋 138 576 522 76 162 12 1 0 176 31 13 8 24 4 24 2 63 1 .310
通 算 1014 3720 3292 433 869 88 12 11 1014 163 110 59 198 18 195 17 472 42 .264

入団した1999年から俊足・巧打を期待されて使い続けてもらいましたが、守備に難があり、さらには打率も3割に届いたのは今年だけ、盗塁も期待を裏切っている数字だと思います。(というか、盗塁失敗多すぎ)

それが、今年たまたま成績を残したからといって、FA宣言するかどうか迷っているだって?あんた、せめてあと4~5年はお礼奉公してから考えたらどうですか?ファンに対して失礼だよ。

まあ、今年並みの成績を続けられるなら・・・だけど。昨年までの成績で満足なら、早くFA宣言してください。


審判三昧

2008年10月15日 | スポーツ

久々の三連休は天気にも恵まれ、スポーツを満喫させてもらいました。

土曜日は高円宮杯(U-15)サッカー広島県大会の準備・運営並びに審判をさせてもらうため尾道のびんご運動公園陸上競技場に行きました。

日曜日は広島県社会人サッカーリーグ1部の主審を務めるために広島まで出かけました。

月曜日は息子のサッカー大会があり、そこで審判をさせてもらいました。

いやぁ、体育の日を含む連休らしく、スポーツ三昧だったなぁ・・・。

あれ?審判ばっかりで、自分がスポーツしていないじゃん・・・。


代表人気

2008年10月09日 | スポーツ

サッカー日本代表の集客力が以前に比べて落ちています。3~4年くらい前なら、どんな相手であっても、どんな日程であってもスタジアムが満員になっていましたが、今はチケットが売れ残ることもあるそうです。

日本サッカー協会は、代表の試合の収益を当てにしていたものだから代表人気を取り戻そうと色んな手で宣伝をしていますが、その効果がどのように現れているのかは分かりません。

さて、翻ってナビスコカップでは決勝のカードが大分トリニータ対清水エスパルスという組み合わせになりました。それぞれに金崎夢生選手(大分)、森島康仁選手(大分)、岡崎慎司選手(清水)など日本代表に選ばれるような選手がいますが、どちらかというと地味なチーム同士の対戦となりました。

それにも関わらず、チケットの売れ行きが好調だそうです。ナビスコカップの決勝は国立陸上競技場で行なわれるので、どちらのホームでも無いのですが、指定席は全席売り切れ、あとは自由席が何枚か残っているだけという状況らしいです。

僕は、これで良いんじゃないかと思うのです。Jリーグがずっと目指してきた地域密着型チームが15年経って形作られてきたんじゃないかと思うのです。まず我が地元チームを応援し、そこから代表チームというものに繋がるんじゃないかと。

今まさにサッカーというスポーツが、野球と同じように日本人の生活の一部として根付こうとしているのだと感じます。


サンフレJ1復帰

2008年09月23日 | スポーツ

サンフレッチェ広島が来季のJ1復帰を決めました。おめでとうございます。

昨年の入れ替え戦での敗戦からスタートし、天皇杯・ゼロックス杯でマグレと言われながら結果を残し、選手は悔しい思いを忘れずに戦った結果だと思います。

シーズン当初は結果こそ出ていましたが、内容はあまり良くなく、相手チームから「怖くない」と言われていました。それが接戦を勝ち続けることで勢いに乗って、ここまで来た感じがします。

もちろん、まだシーズンは7試合残っていますし、来季のことを考えれば守備面の改善や両サイドの強化など課題がたくさんあります。ぜひ、J1で勝てるチームになってほしいものです。


積み重ねる

2008年07月20日 | スポーツ

イチロー選手が日米通算3000本安打を達成する日が近づいてきました。2000本安打が名球界入りの条件だというから、まさに歴史に残る名選手ということになります。

さて、そんなイチロー選手が3000本安打にあと9本と迫ったときのインタビューでこんな言葉を発していました。

「僕は『増えている』と思っているけど、見ている人たちは『減っている』と思っている」

なるほど、と思います。彼の真意は測りかねますが、少なくとも3000本安打は観ている人の目に分かり易い一つの区切りであって、それ自体が最終目標ではないということです。彼はその後もプレーを続けてヒットを積み重ねていくでしょう。それに確かに2990本以上のヒットを『積み重ねて』きたのです。

このイチロー選手の言葉に、『積み重ねる』ことの難しさや大切さを学んだ気がします。


寿人選手、代表へ

2008年06月16日 | スポーツ

今日発表されたバーレーン戦の日本代表にサンフレッチェ広島の佐藤寿人選手が選ばれました。J2からは日本代表に選ばれないと言われてきましたが、セレッソ大阪の香川選手に続き、佐藤寿人選手が選ばれたことは、J2でプレーする全ての選手にとって、励みになるに違いありません。

さて、そうは言ってもJ2の場合は、ワールドカップ予選中でもリーグ戦が続いています。佐藤寿人選手も次の水戸戦に出場することが出来ません。これはサンフレッチェというチームにとっては大きなマイナスになります。キャプテンであり、ムードメーカーであり、ストライカーとして結果を出している彼がいないという事実は、青山選手がオリンピック代表でいないことよりも遥かに大きな問題です。サンフレッチェを応援する立場としては、不安があります。

しかし、ここで見方を変えてみれば、佐藤寿人選手が広島から日本代表に選ばれたということは、サンフレッチェというチームに注目してもらえる大きなチャンスでもあります。多くの人にサンフレッチェ広島がJ2で頑張っている姿を応援してもらいたいと思います。

さらに少しずつ調子を上げている久保選手に試合出場時間を確保することも出来ます。佐藤寿人選手のワントップという布陣を敷いていることから、どうしてもFWの選手には出場時間が制限されてしまう状況でしたから、平繁選手やユキッチ選手にとってもチャンスだといえるでしょう。ここで層を厚くできるなら、大きな意味があるかもしれません。

よし、寿人選手、サンフレのことは心配せずに代表で頑張って活躍してきてくれ!岡田監督、くれぐれも呼んでおいてベンチ外という扱いはやめて下さいよ。


新しい時代

2008年06月11日 | スポーツ

J2で首位をキープしているサンフレッチェ広島。そのサンフレがひっそりと新たな選手獲得を発表しました。いや、正確にはトップ昇格を発表しました。

彼の名前は、岡本知剛(ともたか)選手。僕が3年ほど前にこのブログの「飛び級」というエントリーで取上げた選手です。その時にも大きな怪我さえしなければ、間違いなくプロになるだろうと書きましたが、いやはやユースの公式戦がこれから始まろうという時期にトップ昇格してしまうとは・・・。

今までサンフレユースから通常の昇格時期より早くトップ昇格した選手は、僕の記憶する限り、森崎和幸選手と高萩洋次郎選手の二人です。森崎和幸選手はチームの中心選手として活躍していますし、高萩選手は不遇の期間もありましたが、今年は大活躍しています。

さて、話は岡本知剛選手に戻ります。最近の彼のプレーを観ていないので、はっきりしたことは言えませんが、中学生の頃のプレーのイメージは上記の二人と似ている部分があります。彼の特徴は技術の高さと状況判断の融通性にあります。技術に関しては、相手のプレッシャーを受けてもブレないスキルがありますし、状況判断は選択肢を複数持っているので、試合をコントロールすることが出来ます。

しかし、心配なのは、その彼の適応能力の高さにあります。本来はセントラルMFというポジションが適所だと思われますが、何でも出来てしまうため、中学生の頃はFWをすることもあったし(ストライカープロジェクトにも参加していたし・・・)、年代別代表ではセンターバックやサイドバックをすることもあります。サンフレではどこでポジションを取るのか・・・、器用なだけに中途半端にならなけりゃ良いけど。

ともあれ、彼がこれからも活躍して、「駒野・森崎兄弟のサンフレッチェ」というイメージを変えてくれるものと期待しています。