浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

初蹴り2010

2010年01月03日 | スポーツ

今年も初蹴りを行ないました。(僕は一足先に同級生と行ないましたが・・・)

指導しているサッカーチーム(中学生)の現役とOB、それに小学生や社会人などが集まって、楽しい時間を過ごしました。

皆、久しぶりに会う仲間たちと話をしたり、サッカーをしたりすることで自分が中学生の頃に過ごした時間を思い出していることでしょう。

僕たちのサッカーチームが出来てから約10年になるので、OBの人数も増えていますが、それぞれに用事があって、なかなか参加できない教え子もいます。

でも僕たちは、いつだって変わらずにここ(因島)にいるし、一緒に過ごした時間を持つ仲間ですから、いつでも帰ってきて欲しいですね。

そして、思い出話をしながら、また素晴らしい時間を過ごしましょう。


天皇杯

2010年01月01日 | スポーツ

サッカーの天皇杯でガンバ大阪が優勝しました。内容では互角だったと思いますが、経験の差が出た試合だったように思います。

特に中盤の二川選手、遠藤選手、橋本選手、明神選手が試合に与える影響力は少なくとも日本国内では間違いなくトップクラスでしょう。

さあ、これでサンフレッチェ広島がACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)に出場することになりました。選手層が薄いので、嬉しさよりも不安のほうが大きいですが、補強した選手や若手選手が活躍してくれることを期待したいと思います。

そういう意味では楽しみな一年のスタートとなりました。


サッカースタイル

2009年06月06日 | スポーツ

久しぶりにサッカーのことを書いてみたくなりました。

ヨーロッパのチャンピオンズリーグでFCバルセロナが優勝しました。そして様々な監督、選手、メディア、ファン、その他大勢の人たちが、そのサッカースタイルを賞賛しています。ショートパスを主としたボールポゼッションを重視し、一つのボールに沢山の選手が関わっていきます。

勝負の世界では、「内容」よりも「結果」を求める傾向にあります。しかし、この場合は例え結果を残したとしても、手放しでは褒めてもらえません。だからといって、いくら内容が良くても結果を残すことが出来なければ、これまた評価してもらえません。

この度のバルセロナは、この「内容」も「結果」もきっと、サッカーに関わっている人たち全ての理想がそこにあるのだと思います。多くの人たちが、このサッカースタイルが今後の世界サッカーのスタンダードになるであろうと語っているのも、本心としては「無理だろうけど、そうであって欲しいよな」との願いからだと思われます。

さて、話は変わってサンフレッチェですが、実はバルセロナとは少しスタイルが違うもののコンセプトとしては似たようなサッカーを展開してます。オシム監督のもとで一緒に指導をしていたペトロビッチ監督は、オシム監督と同じように「ボールも人も動く」サッカーを理想としていて、とにかくボールポゼッションをしっかりして、多くの選手が関わって攻撃を構築します。実際に観ていて楽しいサッカーをしています。

しかしながら、サンフレッチェからは日本代表選手は槇野選手しか選ばれていません。決してサンフレッチェがリーグで結果を残していないわけでも、良い選手がいないわけでもありません。Jリーグでも上位に位置しているし、内容もどこのチームと対戦しても相手チームの監督・選手が評価してくれています。選手にしても佐藤寿人選手や森崎和幸選手、柏木選手、青山選手など各年代別代表を経験してきている選手が多くいます。

では、なぜ日本代表に選ばれないのか?

それは、オシム監督時代の日本代表と岡田監督になってからの日本代表の選手の顔ぶれをみるとよく分かります。オシム監督の頃に初めて選出されたジェフ千葉の選手(移籍した選手も含めて)で、現在も選出されている選手は一人もいません。(阿部選手はそれ以前から代表に選ばれています)

これらから想像すると、サンフレッチェがたとえJリーグやナビスコ杯、天皇杯で優勝したとしても、きっとW杯のメンバーには誰も選ばれていないんじゃないでしょうか?


ツアー初優勝

2009年06月02日 | スポーツ

ゴルフといえば、数回打ちっぱなしに行ったことがある程度で、人に語る知識は全く無いのですが、これは触れておかねば・・・と思い、書くことにしました。

先日の「三菱ダイヤモンドカップ」で兼本貴司プロがツアー初優勝をされました。一緒にサッカーをしている人が彼の友人であり、今年こそは期待できると聞いていましたが、春先から優勝するとは驚きました。

僕はゴルフをしたことがありませんが、その難しさは想像できます。4日間もコースを廻って、そのうち1ホールでも大叩きしてしまったら、優勝なんて出来なくなります。プロゴルファーといっても、一度も優勝できずに引退していく人が半数以上いる中で、結果を残したことは素晴らしいことだと思います。

是非、これからも頑張ってほしいです。僕もたまにはテレビ観戦してみようと思います。(自分がゴルフをする気にはなりませんが・・・。)


WBCに思う

2009年03月25日 | スポーツ

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が日本の優勝で閉幕しました。

一つの大会で同じ国(韓国)と5回も対戦するシステムには疑問が残りましたが、間違いなく日本と韓国がファイナリストに相応しい2チームだったと感じました。

特に日本の投手力を含めた守備力というのは、世界でもトップなのだと実感することも出来ました。

MVPが松坂投手に決まりましたが、松坂投手本人が「岩隈君に悪いなぁ」と答えたくらい、日本のファンの殆どは岩隈投手がMVPに相応しいと思っているでしょう。

僕の個人的な意見では、投手陣が確かに素晴らしかったけれど、その力を引き出した城島捕手こそがMVPに選ばれても良かったのではないかと思っています。

さて、今回のWBCを観戦していて思ったことは、まず普段は野球に興味が無いような人まで熱くなって応援していたスポーツというものの素晴らしさです。そして、「あそこはスクイズでも1点取らなきゃ」とか「ここはアウトコースにスライダーでしょう」とか観ている人の殆どが解説者になってしまう野球は、すっかり日本に根ざしているんだということです。

サッカーも素人が試合観戦しながら解説してくれるくらい日本の文化に溶け込んで欲しいなぁと感じました。


体脂肪率

2009年03月11日 | スポーツ

数ヶ月前、我が家に新しい体重計がやってきました。それが体重だけでなく、体脂肪率や基礎代謝量、さらには筋肉量まで測れる優れものなのです。

といっても、僕はずっと使用していなかったのですが、最近は運動もそんなにしていないし、体重も増えてきている気がしたので、測る事にしました。

身長と年齢を入力して、体重計に乗ると・・・。

体重は自分がベストだと思っているものより、2kgほど増えていました。(身体が重く感じるわけです)

筋肉量は「標準~多め」なので、まあ良いことにしましょう。

体脂肪率は、2回測って8~10%だったのですが、本当かなぁ?

そして基礎代謝量が1500キロカロリーで17歳相当とのこと。おっ、ちょっと嬉しいかも(笑)。

でもよく考えたら、体脂肪が少なくて、基礎代謝量が多いってことは、ガソリンの予備が少ししかなくて、燃費の悪い車と一緒じゃないですか!遭難したら、生き延びることができないということですよね?


大阪遠征

2009年03月08日 | スポーツ

中学生のサッカーチームで大阪遠征に行ってきました。数年前から招待をしてもらっている交流大会ですが、指導者にとっても選手にとっても良い勉強の場になっています。

さて、今回は新チームになって初めての泊りがけの遠征となり、色々な経験を積むことが出来た有意義なものとなりました。

まず、第1日目は選手の成長に嬉しい驚きがありました。挨拶や荷物の整理、責任ある行動など人間としてのマナーの部分で、どこに行っても恥ずかしくない行動をしてくれました。また、試合にあたっても結果的に勝つことは出来なかったけれど、試合中に仲間同士で話をして修正しようとするなど成長を感じられ、嬉しく思いました。

次に第1日目の夜から第2日目にかけてですが、ここについては「失敗」という経験を多く積むことができました。今回の遠征に関しては、指導者の立場からあまり多くのことは言いませんでした。もちろん、中学生ですから間違った判断をすることもありますが、社会的に間違っていない限りは、彼らの判断に任せることにしました。当然のことながら、「失敗」するだろうことは予想できていたのですが・・・。

彼らは見事に期待(?)に応えてくれました。初めての遠征で興奮して夜更かしをし、間食を多く摂り、朝の集合時間には遅れ、コンディションは酷い状態となりました。結局、第2日目は2試合とも何も出来ないまま敗戦となりました。

いやいや、良いのです。指導者がきちんと管理して失敗しないことよりも、自分で失敗を経験して辛い思いをした方が身に沁みて分かるというものです。今回は、こういう経験が出来たというのが大きな成果だったように思います。きっと彼らは次には、また成長した姿を見せてくれるでしょう。

こういう経験が出来るのも保護者の方の協力があってこそです。理解してくださる保護者がいないと行動に移せないですからね。そういった意味で僕たちは恵まれていると思います。

選手にも感謝の気持ちを忘れずにいて欲しいものです。


可能性を広げる

2009年02月16日 | スポーツ

先日、中学生のサッカーの試合に行ってきました。そこで他チームの指導者と話をしていて、色々と考えさせられました。

その人は非常に情熱を持って指導されている方で、またサッカーに対しても選手に対しても愛情を持っているので、尊敬できる方の一人です。

その人に「今日の試合はどうでしたか?何か気付いたことがあったら教えてください。」と言われ、自分なりに感じたことを話しました。それは、「ある選手が一試合を通じて、特定の場所で同じようなプレーを続けていたので、もっと違ったプレーもしたら良いのでは・・・?あのプレーしか出来ないとそれが通用しなくなった時に何も出来なくなると思う。」といった内容でした。

自分でそう意見を言った後で、色々と考え込んでしまいました。

おそらくその指導者は、あの選手に対して、まずはあのプレーを徹底して身につけさせようとしていたと思われます。そうすることで、その選手のベースや得意な形を作ってあげようとしているのだと思います。その上でまた違ったプレーも伝えていくのかもしれません。

そう考えると自分の言ったことが恥ずかしく思えました。

僕が指導者として、選手には「一つのことだけではなく、色々なプレーが出来るようになって欲しい」「言われたことだけでなく、自分で考えてチャレンジして欲しい」「自分で限界を作らず、色々なプレーにチャレンジしてプレーの幅を広げて欲しい」などなど、とにかく中学生のうちに完成した選手(人間)ではなく、沢山の可能性を秘めた選手(人間)になって欲しいと思っているので、生意気にもそんなふうに言ったのだと思います。

でもよく考えたら、きっとその指導者もアプローチの仕方が異なるだけで、「沢山の可能性を秘めた選手(人間)」という視点は一緒だと思うのです。

僕が一方向からしか物事を見なかったことで、本当に失礼なことを言ってしまいました。この場でお詫びします。すみませんでした。また色々と教えてください。


高校サッカー選手権終幕

2009年01月13日 | スポーツ

広島皆実高校の優勝で2008年度の高校サッカー選手権が幕を閉じました。

広島皆実高校の選手の皆様、関係者の皆様おめでとうございます。素晴らしい内容で結果を出されたことを同じ広島県でサッカーに携わる者として嬉しく思います。

さて、広島皆実の試合内容を振り返ってみると、順当な結果だと言えると思います。選手一人ひとりの技術や判断は高校選手権に出場していたチームの中でもトップレベルだったと感じましたし、どの高校よりもチームの勝利のために選手がプレーしていたし、ゲームをコントロールする力も優れていました。そして選手の能力を引き出した藤井監督の手腕も大したものだと思います。

実は、この高校3年生の世代は、中学時代に僕が県トレセンで3年間関わった学年でもあります。近年を見てもレベルの高かった学年です。広島県では俗に「岡本(知剛)世代」とも言われますが、年代別日本代表に選ばれ続けている岡本知剛選手(サンフレッチェ広島)という稀有な才能を持った選手の影響で、周りの選手もレベルアップした学年です。

サンフレッチェ広島ユースに進んだ沖田(サンフレッチェJY)や宮原(サンフレッチェJY)、植木(サンフレッチェびんご)、宮本(サンフレッチェみろくの里)はもちろんのこと、それ以外にも磯本(サンフレッチェみろくの里→アルビレックス新潟ユース)、岡崎(福山FC→ガンバ大阪ユース)、藤井(因島クラブ→東京ヴェルディユース)など将来が楽しみな選手が揃っていました。

そして、今回広島皆実のメンバーに入っていた松岡(サンフレッチェJY)も中学2年生の時に県トレセンで指導した時には、小柄ながら高い身体能力とサッカーセンスが光る選手でしたし、井林や谷本はサンフレッチェびんごで活躍していました。

ただ、自覚して欲しいのは、今回は広島皆実高校が全国大会で初優勝しただけで、瀬戸内高校や広島観音高校が出場してそれだけの力があったかというと、そうでは無い様に思います。そして来年も広島皆実高校が全国で結果を残せるかどうかは分かりません。

是非とも、広島県のベスト4に残るチームなら、どこが全国大会に出場してもトップを狙えるようになって欲しいものです。


教え子たち

2009年01月04日 | スポーツ

「教え子」なんて言うと選手に対して申し訳ないですが、僕が指導者として関わった選手たちが正月に集まって初蹴りを行いました。

8年前に立ち上げた中学生のサッカークラブですが、毎年正月に初蹴りを行うことが恒例となっています。初蹴り=OB会のようになっていて、社会人、大学生、高校生なども中学生や保護者とともにサッカーをして一日を過ごします。

もちろんそれぞれに事情があるので、毎年全員が集まるわけではありませんが、それでも中学時代に同じ時間を共にした同志が集まってくれるのは指導者としては嬉しい限りです。例えサッカーを続けていなくても、そこに来れば仲間と語り合うことが出来るし、一回参加出来なくても僕たち指導者は帰って来られる場所を出来るだけ長く提供していくのだから、遠慮せずに来て欲しいと思います。

僕自身も選手たちと話し、成長を見ることが出来るのが楽しみなのです。また待っているからね。いつでもグラウンドに顔を出してね。