去る10月13日の新聞に「阿伽羅」なる見慣れない言葉が載っていました。その内容は以下のとおりです。
10の224乗を意味する阿伽羅。その名を冠するコンピューター将棋ソフト「あから2010」が、女流王将の清水市代さんに勝利した。敗者として科学史に名を刻むリスクを承知で受けて立つ清水さんの勇気をまずは讃えたいが、一流どころの棋譜を徹底的に覚え込ませ、更に世界選手権で鳴らした四つのプログラムが導き出す考えを多数決にかけるという最強のシステムに、持ち時間を使い切り、秒読みに追われてミスが出たらしい。許可なく公の場でプロがソフトと対戦することを禁じる日本将棋連盟だが、ミスを犯す人間味も含めての「頂上決戦」にファンは酔うのだから躊躇うことはあるまい。勝敗を超えて、白い着物で機械に臨む清水さんの指し姿は十分に美しかった。
正直、よく分からない数字です。子どもの頃は「億」なんて数字を意識することもありませんでしたが、大人になった今では「兆(テラ)」まで生活の中に入り込んで来ていますから、もしかしたら将来は意識せざるを得ないのかもしれません。
ただ、この参考資料を見る限り、僕が生きているうちに「阿伽羅」なんて数字に出会うこと、無いのかなぁとも思います。