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「植物図鑑」から始まって、「図書館戦争」や「県庁おもてなし課」「シアター」「フリーター、家を買う」など有川浩さんの作品を幾つか読ませて貰いましたが、今回の「空飛ぶ広報室」も面白く読ませて貰いました。
彼女の作品では、主人公の一生懸命さを一方的な見方をするのではなく、多角的に見ようとします。
一つの世界の常識は世間一般の常識では無かったり、或いはその業界の矛盾をついたりします。
その為にそれぞれの登場人物に役割があって魅力的なんだと思います。
今回、航空自衛隊の広報室を取り上げた作品ですが、最後の「あの日の松島」の章を読んでみて、この本に出逢えて良かったなと感じました。
ぜひ沢山の人に読んで欲しいと思います。