久しぶりの福祉ネタです。興味のない方は飛ばしちゃってください。
「QOL」というのをご存知でしょうか。Quality Of Life(生活の質)の略で「より良い生き方や健康生活ということを精神的な豊かさや満足度も含めて質的にとらえる」という考え方です。
長い間、医療・福祉の分野では「身体的な能力の改善」「日常生活における動作の改善」ということに重点をおいてきました。そうすると、麻痺が残っている人や認知症(痴呆)の人は何のために生きているのか、という疑問が出てきます。
そこで考えられるのが、「その人らしさとは何ぞや」「様々な生き方とは何ぞや」ということです。
自分で食事が食べられて、トイレに行けて、お風呂に入れて、着替えることが出来て、それでその人らしいでしょうか?あるいは人間らしいでしょうか?ではそれが出来ない人は人間らしくないのでしょうか?
たぶん答えは否でしょう。ある人は自分で食事を食べられないけれど、レストランなどに行ってグルメを楽しんでいるかもしれません。ある人は他人に手伝ってもらわないと着替えることが出来ないけれど、お化粧したり、お洒落を楽しんでいるかもしれません。
僕の文章能力があれば、もっとうまく表現できるかもしれませんが、つまりはこう思うのです。出来る・出来ないではなくて、生活を楽しんでいるかどうかじゃないかと。
偉そうに言っても、自分の生活の質が大したことないかもしれませんが、病気になったからとか歳をとったからとかで、QOL(生活の質)を低下させてしまいたくはないものです。また周りの人間が勝手に制限してはいけないと思うのです。少しだけ暖かい目で見守ってください。
福祉の分野だけでなく、すべての人に求めてほしいですね。自分の可能性を最大限に引き出して、生活を楽しみたいなぁって、再確認したぞ!
福祉業界では今、当たり前のように使われる言葉ですが、本当に意味を理解して実践できている関係者はどれくらいいるのでしょうか。
今の世の中、結構すさんできているので、もう一度考えたいなと思って、書いてみました。
私は、ある病気の疑いで5年くらい前からずっと薬を飲み続けています。
お仕事が福祉関係だそうで、色々参考になるかなと思い訪問しました。
はじめまして。いらっしゃいませ。
僕は福祉関係の仕事をしていますが、偉そうに人を指導することは出来ません。
自分の知識を広げるために、資格を取得しましたが、それが自分の本質とは関係の無いものだと思っていますので、もしかしたら福祉関係者なのに、福祉に反することを述べるかもしれません。
それでも良ければ、是非お付き合いください。