『coaching(コーチング)』を『指導』、『teaching(ティーチング)』を『教育』と日本語訳した人は言葉の本質を理解した人だとつくづく思います。
ビジネスの世界でもスポーツの世界でも、コーチングとティーチングについてはよく議論されるところです。
ただ、この時には、しばしばティーチングよりもコーチングが優れているという結論になってしまいがちです。
もちろん、その結論に至るまでに様々な議論がなされているでしょうから、僕がとやかく言っても仕方ないのかもしれませんが、それでも僕なりには優劣をつけるものでは無いと思うわけです。
ティーチングは日本語で教育とされているように、「教え育む」わけですから、その人の基盤(ベース)を築くうえで大切なことだと思います。
またコーチングは日本語で指導とされているように、「(進むべき方向を)指し導く」わけですから、その人の思考力や個性などの人間力を伸ばすうえで大切なことだと思われます。
だから、どちらが優れているというわけでは無いと思うのです。
誰に対して、どういう目的で関わるのかによってコーチングが必要なのか、ティーチングが必要なのかは変わってくるはずです。
ただ、僕たちは身近でこれを経験してきています。
親子の関わり方がそうなんですよね。
幼い頃は親が子どもに何かを伝えようとして教えることが多いかもしれません。でも、その中でも子どもがすることを見守っている時もあるはずです。
そして子どもが成長するにつれて、親は見守ることが多くなってきます。でも、時には間違ったことをしそうな子どもを叱って、教えてあげることも必要かもしれません。
自分も息子に「教え育む」ことも「指し導く」こともできる親でありたいなぁと感じています。
またサッカーを通じて関わっている選手たちにも同じように接していきたいなぁと思っています。
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