僕は老人福祉施設に勤めています。生活相談員(兼介護支援専門員)という仕事をしていますが、自分の勤める施設の介護・看護職員がどれだけ頑張ってくれているかを知っているし、彼らの仕事ぶりに誇りを持っています。そして尊敬しています。
だからこそ、不当な批判を受けた時には腹立たしい気持ちになったりします。
それは数年前のこと。施設に入所されている女性が急に歩けなくなりました。その方は施設に入所してから3年近く経っていましたが、80歳を過ぎてなお、元気に歩いていました。(認知症がありましたが・・・)
それが突然、自分で動くのが難しくなり、歩けなくなったのです。すぐに家族に連絡して、病院に受診しました。結局、脳梗塞と診断されて入院することになりました。
その時に普段から話をしている家族(キーパーソン)以外の家族からこんな言葉を戴きました。
「施設に入る前は元気じゃったのに、施設に入ってから弱ってきたし、ついに歩けんようになったじゃないか!おまえところは何をしょーるんね!」
僕は驚きました。
僕は施設の中で、とても嬉しそうに職員と話をしている女性の笑顔や介護職員と散歩をしている姿を知っているし、看護職員が日々健康チェックをしたり、機能訓練をしてくれているのを知っているし、また管理栄養士が食事管理をしてくれているのも知っています。
そして、その女性が入所される前より元気になられていたことも知っています。
大切な家族が動けなくなったことでショックを受けたことは分かります。でも人は誰しも老いていきます。歳を重ねるとともに身体の機能は低下し、病気にもなりやすくなります。それは誰のせいでもなく、生きるものの定めです。
施設に入所したからといって、ずっと元気なままでいられるわけではありません。
どうか、ご理解を。
コメントありがとうございます。
自分たちに非があることであれば、納得も反省もするのですが、全く実情を知らずに非難されると悲しい気持ちになります。
たしかに自分の大事な家族に何かあれば、誰かのせいにしたくなるのは分かりますが、一生懸命支えようとしている人を非難するのは止めて欲しいと思います。
再びのコメントありがとうございます。
夜勤ご苦労様です。
僕は介護職員として勤務していた頃に利用されている方の笑顔とありがとうの言葉で何度も救われてきました。
それと同時に自分がその方の家族では無いことも実感させられてきました。
どれだけその方を支えているつもりになっていても、家族の存在とは比べられないですからね。
だからこそ、家族はお互いに支えあって欲しいと思ってしまうんですよね。
とても大変な仕事だと思いますが、頑張ってくださいね。
僕も頑張ります。
実は、介護の仕事を始めてこの4月で1年になります。勉強勉強の毎日で、ツライ事や苦しい事があり「仕事を辞めよう」と思ったことが何度もありました。今でも悩むことはありますが、利用者の方の『ありがとう』と言う言葉や笑顔に助けられてきました。まだまだ、勉強をしなければいけませんが最近では、「この仕事について良かった」と思えるようになってきました。この仕事をしていると悲しい出来事もありますよね…。
後悔と言ったら言葉はおかしいかもしれませんが、毎日の関わりを大切に過ごしていきたいと思います。
さやさんは介護の仕事に対してとても真面目に取り組んでおられるのですね。
色々な出来事や人間関係などで悩むこともあると思いますが、きっと素晴らしいケアワーカーになれると思いますので、頑張ってくださいね。