寂れゆく町の中心

2016-08-18 12:54:50 | 日々思うこと

1泊していった息子の寝具などを干したり洗ったり、

部屋を片付けたりした。

お盆の行事の片付けもすんでようやくいつもの生活に戻った。***

昨日の朝、久しぶりにいつもの喫茶店に行くとマスターが

ひそかに声をかけてきた。

「9月から少しやり方を変えようと思っているんです。

オープンを9時にして(今は8時)東京のように飲み物

だけを提供し、モーニングはつけない。必要な人には

200円プラスしてもらう。つまり600円にする。

アップルパイをテイクアウトしたり、通販したりする

お店にしたいと・・・。」

今現在も他店に比べてモーニングの内容は今一つ。

割に近くに「コメダ」とか「らんぷ」とかいろいろできて

昔からのモーニングてんこ盛りの喫茶店も多いのに、これで

お客を呼び込めるだろうか?

毎朝、600円は普通の主婦層には高すぎる。

マスターは都会風のしゃれたお店を考えているようだけれど

この市では無理なように思う。お手並み拝見というところ。***

我が市では高級なお肉(飛騨牛の5級)ばかりを売っている

お肉やさんが10月だったかに廃業するそうだ。

15日に実家で夕ご飯を食べたとき、義妹がしゃぶしゃぶ用の

お肉を買いに行って言われてきた。(毎年実家の夏は冷しゃぶ

に決まり)「困る~。どうしよう」と彼女。

わたくしも困る。ここの手作りの焼き豚は大好物なのだ。

店主はひと講釈して売るので(いかによいお肉かなどと)やや

煩わしいが品質は抜群でおいしい。

店主は腱鞘炎で腕が痛いといっていたし、奥さんは耳が遠くなって

電話の受け答えがうまくできなくなり、そのうえ後継者がいない。

お歳暮の時期は注文が殺到するのでその前に店を閉めるという。***

いつも利用するタクシー会社は他の市の系列会社と統一して

市の中心にあった会社を閉め、待機所だけにした。

呼べば来るけれども、そんなに景気が悪いのか。3月から値上げも

した。****

隣の町内にあったお花屋さんが改装している。

何屋さんになるのかと聞いてみたら「葬儀屋の事務所」だって。

ちょっと離れたところにあった結婚式場も3年ほど前に葬儀場に

変わった。

当時「えッ?」って驚いたけれど人は必ずいつかは亡くなる。

結婚式はホテルなどですることが多くなった上に2人で1回だもの

なあ~と妙に感心した。利用者は半分でそれに近頃は結婚しない人も

多い。時代の流れか。栄枯盛衰か。

こうして町の中心は寂れていく。

コメント (2)
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