1泊していった息子の寝具などを干したり洗ったり、
部屋を片付けたりした。
お盆の行事の片付けもすんでようやくいつもの生活に戻った。***
昨日の朝、久しぶりにいつもの喫茶店に行くとマスターが
ひそかに声をかけてきた。
「9月から少しやり方を変えようと思っているんです。
オープンを9時にして(今は8時)東京のように飲み物
だけを提供し、モーニングはつけない。必要な人には
200円プラスしてもらう。つまり600円にする。
アップルパイをテイクアウトしたり、通販したりする
お店にしたいと・・・。」
今現在も他店に比べてモーニングの内容は今一つ。
割に近くに「コメダ」とか「らんぷ」とかいろいろできて
昔からのモーニングてんこ盛りの喫茶店も多いのに、これで
お客を呼び込めるだろうか?
毎朝、600円は普通の主婦層には高すぎる。
マスターは都会風のしゃれたお店を考えているようだけれど
この市では無理なように思う。お手並み拝見というところ。***
我が市では高級なお肉(飛騨牛の5級)ばかりを売っている
お肉やさんが10月だったかに廃業するそうだ。
15日に実家で夕ご飯を食べたとき、義妹がしゃぶしゃぶ用の
お肉を買いに行って言われてきた。(毎年実家の夏は冷しゃぶ
に決まり)「困る~。どうしよう」と彼女。
わたくしも困る。ここの手作りの焼き豚は大好物なのだ。
店主はひと講釈して売るので(いかによいお肉かなどと)やや
煩わしいが品質は抜群でおいしい。
店主は腱鞘炎で腕が痛いといっていたし、奥さんは耳が遠くなって
電話の受け答えがうまくできなくなり、そのうえ後継者がいない。
お歳暮の時期は注文が殺到するのでその前に店を閉めるという。***
いつも利用するタクシー会社は他の市の系列会社と統一して
市の中心にあった会社を閉め、待機所だけにした。
呼べば来るけれども、そんなに景気が悪いのか。3月から値上げも
した。****
隣の町内にあったお花屋さんが改装している。
何屋さんになるのかと聞いてみたら「葬儀屋の事務所」だって。
ちょっと離れたところにあった結婚式場も3年ほど前に葬儀場に
変わった。
当時「えッ?」って驚いたけれど人は必ずいつかは亡くなる。
結婚式はホテルなどですることが多くなった上に2人で1回だもの
なあ~と妙に感心した。利用者は半分でそれに近頃は結婚しない人も
多い。時代の流れか。栄枯盛衰か。
こうして町の中心は寂れていく。