昨夜、衝撃的な番組を二つ観た。
NHKスペシャル。「東京・戦後ゼロ年」庶民が飢えと貧しさに苦しんでいるときに
戦犯だった人間が力と富を蓄えていく過程。海の底にあんなにたくさんの金塊が
沈められていたなんて。庶民から巻き上げた金。ずるがしこく立ち回るのはいつも
権力の側にいる人間だと改めて思った。
Mr.サンデー。
テレビのプロデューサー(だったと思う)が自分の母親と父親の姿を撮った。
母は認知症になり「私は邪魔だから死にたい」「だんだんバカになっていく」と
自分の頭を両手で叩きまくる。
自分でものごとが次第にできなくなっていく姿を悟り、苛立つのだ。
それを支える96歳の父。妻のために洗濯をし、干してたたみ、布団の襟カバー
まで縫い付ける。
見ているのが辛かった。