2年近く前だったと思うけれど広報にワンコインサービス制度があることが載っていた。
30分以内のちょっとした仕事をワンコイン(500円)でしてもらう。
そのころ自治会の設置したごみステーションで市役所が紙類の収集を取りやめた。
市内のいたるところに紙類を集める置き場ができていた。
個人の敷地なので市が行っているのかどうかは知らない。
はじめ申し込んだらいつも草取りをお願いしている人がやってきた。
「ワンコインサービスに登録していらっしゃるのですか?」と聞いたらそうだという。
それからしばしばお願いするようになった。
入院していてそのままになっていた寝室のガスストーブを掃除したので
それを箱に収めて納戸まで運んでもらいたかった。
それと病院から持ち帰った衣類(冬服)などが1階の座敷に置きっぱなしだったので2階まで上げてもらおうと思ったのである。
もう一つたまった新聞紙と段ボールを集積所に運んでもらいたい。
新聞は朝・夕刊をとっているのですぐ所定の置き場がいっぱいになる。
段ボールはアマゾンをよく利用するのでこれもすぐたまる。
車のないお宅はこれらの処理をどうしているのだろう。
少しづつ頻繁に運ぶのだろうか?市は不親切だと思うけれど何とかしなければならない。
ストーブと荷物を2階に上げる作業は5分くらいですんだ。
お茶をだしてパインをふるまって千円出すと10分もかかっていないのに
こんなには受け取れないと彼は自分のお財布を見ていたがおつりがないという。
我が家としては新聞などを運んでもらう仕事もあるのでと押し問答になりわたくしの財布に硬貨が700円あったのでそれで折り合いをつけた。
彼は午前中は工場へ荷物の積み下ろし作業に行っているのだという。
時給は800円台らしい。
わたくしはバイトもパートもしたことがないのでよくわからないけれど
1時間の力仕事は大変な労働だろう。安すぎる。
我が家はワンコインサービス制度に大いに助けられているけれど。