大型クルーズ船「飛鳥2」にコロナ感染者が出て東北沖から前日出港した横浜に引き返した。乗員乗客720人。そのうち乗客302人。
濃厚接触者は妻1人だというがそれぞれ下船して自宅に帰った。
このニュースを聞いて驚いた。
えっ、この時期に乗るの?
横浜がダイヤモンド・プリンセスの時のようにならねば良いけれど と。
どのような時期でも出たい人はいる。
とにかく街に出たい。旅をしたい。若者だけが外出しているわけではないのだ。
人流を減らそうと国も知事たちも唱えているけれどなかなか難しそうだ。
わたくしは天気予報で3日晴天が続くと出ればすぐホテルに予約を入れるほどの旅好きだが昨年からどこへも行っていない。
2019年夏、発売されたばかりの「百年先が見えた男」(江上剛)をたまたま読んで久しぶりに倉敷に行きたくなった。
大原総一郎の激動の人生を描いたノンフイクションである。
まだ子供が小さかった時、鷲羽山下電ホテルに泊まって近くの海水浴場で遊んだことがある。
海水浴場近くの水族館で息子が迷子になったので鮮明に記憶している。
確かその帰途大原美術館を見学した。
その後、岡山へ出張した時、大原美術館にもう1度寄ってみた。
それからでもずいぶん日にちが過ぎた。
ちょうど折よく、美術館に隣接する国際ホテルの大規模修繕が終わったところだった。
義妹を誘ったら行ったことがないというので行く気持ちになっていた。
国際ホテルには棟方志功の大壁画があるはずだ。
志功は浅虫温泉の椿館で見たことがある。
トワイライトエクスプレスの予約が取れて札幌にむかう途中浅虫で下車した。
浅虫温泉に泊まるのは初めてであった。
まだ義妹との約束は果たせていない。
最初に行ったとき、今はどこにでもあるインド人の作るインドカレーのお店に入って珍しかった記憶がある。
昨日の当市の感染者がまた増えた。
自宅療養を言い渡されている人が働きに出てそこでクラスターが発生。
やれやれ。懲りない人が多い。